結婚相談所ビジネスの開業・起業のすべて!成功するための10の秘密
「結婚相談所を開業するには、どんな資格が必要なのか知りたい!開業までの流れは?結婚相談所ビジネスに興味はあるけど、業界のことが分からないからなんとなく不安…。損はしたくないから初期費用も回収したい。そのため集客のコツもできれば知りたい。」
こんな疑問に答えます!
目次
●記事の信頼性● この記事の書き手について
結婚相談所のコンサル歴20年ほど。
自分たちでも結婚相談所の運営、合コンセッティングを行っています。
かなり長い記事ですが、ぜひ結婚相談所を始める際の参考にしてください。
ポイント1 結婚相談所を開業するメリット

もともと合コンなどを開催するのが好きだったので、結婚相談所ビジネスは自分にはピッタリでした! また本業でカフェを経営しており、売上を伸ばすために、何かもう1つ違うビジネスをやりたいと思っていました。 昔、合コンを開催していノウハウが今、生きるとは思っていなかったです。
男性の約26%、女性の約16%が「生涯独身」というこの時代。
ここから20年、2040年までには、未婚者は47%、独身者数は4600万人にものぼるという試算もあります。
こうした流れの中、結婚、恋愛、出会いのスタイルも変化しています。
最近ではさまざまな「婚活サービス」が生まれ、
豊富な情報の中でたくさんの出会いの機会に恵まれるようになりました。
けれども、未婚者の数は相変わらず増える一方…。
何より「結婚の早道」といわれる結婚相談所ですが、まだまだ認知度を高める余地もあり、
「婚活をはじめたいけど、どうしたらいいかわからない膨大な数の未婚者、これは間違いなく「宝の山」。
常に膨大な数の潜在顧客がいるということは、結婚相談所を開業する最大のメリットといえるでしょう。

結婚相談所の存在意義はますます大きくなります!
1-1.これから結婚相談所に求められるもの
出会いのチャンスは多いはずなのに、未婚者が増える現状には、実は大きな理由があります。

男女共同参画白書の調査では
「これまでにデートした人数が「ゼロ」だと答えた独身」は
- 20代女性は約25%
- 20代男性は約40%
- 30代女性は約20%
- 30代男性は約35%
国立社会保障・人口問題研究所の2021年の調査結果では80%の男女が「いずれ結婚するつもり」と答えています。
しかし、恋愛や交際の経験が乏しいために、いざ「結婚したい!」と思っても「異性とお付き合いする方法が分からない」「自信がなくて行動できない」という方が、たいへん多いのが現状です。
結婚相談所が提供するメインサービスが「お見合い」ですが、これも昔の格式ばったものではなく、出会いのための効果的な手段の一つ。
かつてのような「お見合い=即結婚」とは、まったく様相を異にしています。
出会いの入口はどうであれ「恋人として愛し合って結婚したい」のが本音です。
異性として好きにならなければ結婚しないのですから、この意味では現代の結婚はすべてが恋愛結婚といえます。
これは裏を返せば「お見合いであろうと、自然な出会いと同じ恋愛スキルが必要」ということを示しています。
お相手をガッチリと惹き付ける人間的な魅力を持たない限り、なかなか結婚できないわけです。
誰もが望む幸せな恋愛ですが、学校、家庭、地域、職場、どこをとっても実践的に学べる場所がほとんどないのが実情です。
そのことが、ますます「恋愛格差」を助長し、俗にいう「草食系男子」を生み出しています。
そこで現代版結婚相談所に求められる役割が「恋愛指南」。
出会いの提供だけにとどまらず、恋愛や結婚が思うように進まない男女に、あなたが今までに経験した恋愛ノウハウを伝え教えて行く教育者でもあるのです。

ポイント2 結婚相談所を開業するのに資格は必要?

若いときに結婚し、その後は専業主婦でした。 社会経験が少ないこともあり、結婚相談所を始める前は不安でしたが、 開業時の仲人研修で法律について学ぶことが出来たので初心者の私でも安心して始めることが出来ました。 とは言え開業当初は、契約時のことなど、慣れていないので忘れてしまったりしていましたが、いざとなれば事務局に連絡してやり方を確認できたので有難かったです。
結婚相談所を開業するのに、特に資格は必要ありません。開業は誰でも簡単にできてしまいます。しかし結婚相談所が守るべき法律があり、運営は自由にできる訳ではありません。
- 特定商取引法(クーリングオフ、中途解約)
- 個人情報の取扱い
に対応する必要があります。
法律に関する詳しい内容はこちらに書いております。
恋愛ノウハウと聞くと難しく感じてしまいますが、ただあなたが今まで経験して来たことや知識を教えてあげればいいのです。
また時代の変化とともに、婚活者の考え方も変わってくるため、開業して終わり!ではなく、仲人自身も学んで行くことが大切にです。

ポイント3 加盟する連盟を選ぶ基準は開業後のサポート

自分の周りに独身者が多いし、とりあえず結婚相談所に誘えば会員になってくれるかなと安易な感じでいました。 実際に声を掛けてみてたら反応が悪く、まったく会員にはなってくれませんでした。 良縁会に相談したところ、営業トークのアドバイスを頂き、しかも紹介から広めて行く方法まで教えてもらい、開業から2年で会員数70名にすることが出来ました。
基本的にはどの連盟に加盟したとしても、会員数を増やして行けますし結婚相談所を大きくしていくことはできます。ですので加盟する際、連盟選びよりも大切なことが開業後のサポートです。
とくに下記に当てはまる方は、開業後のサポートがあるかないかで事業が成長して行くかどうか決まります。
- 自分だけでは継続していくのが苦手
- ウェブサイト、ブログ、SEOの知識がない
- マーケティング知識がない
- 経営の知識がない
定例会や勉強会は大勢に向かって発信をします。個人の悩みにフォーカスはしていません。なので毎月、定例会や勉強会に参加するだけでは解決されません。
それぞれ相談所の運営の仕方が違うので、自分に合った相談ができなければ意味がありませんよね。「個別でどこまでサポートしてくれるのか?」を、必ず確認してみましょう。

個別サポートは力強い味方になります!
ポイント4 開業するなら個人と法人どちらが有利?
当初はほぼ9割の方が個人事業主として開業されます。開業=法人といきなり考えず、売上が上がり利益が出るようになってから、改めて法人化を検討される方が良いでしょう。
ただし、すでに他のビジネスをなさっていて、事務所や車などの経費を共有できる場合はメリットもあるので、一度税理士さんにご相談ください。
個人事業主として開業する場合、税務署に「開業届」を提出する義務があります。しかし、開業届を提出しなかったとしても、罰則などはありません。
義務ではあるが罰則はないというグレーな規則です。
開業届を出さず確定申告して、税金を支払っている相談所も多いです。開業届を出すことによるメリットもありますので、どちらが業態に合っているかを検討してください。
特に、官公庁や大手企業との契約や法人会などへの加入を考えるのであれば、正規の開業届は必須といえるでしょう。
4-1.個人事業主とは
株式会社や法人を設立するのではなく、個人で何かの事業をすることです。「自営業」「フリーランス」という言葉で呼ばれたりもします。会社で言う社長です。
開業届を出さないと、個人事業主になれない訳ではありませんし、特に罰則などもありません。
そのため実情は開業届を出していない人は非常に多くいます。先輩相談所も、ほとんどの方が個人事業主からスタートしています。
4-2.開業届とは
開業届の正式名称「個人事業の開業・廃業など届出書」開業届は、国税局のホームページからダウンロードできますし、税務署でももらえます。
開業届を出すということは、「開業する!」と宣言したと思ってもらえば分かりやすいかもしれません。
開業届には、開業日を記入する欄があります。開業日は、特に決まりはなく、いつでも大丈夫です。
ポイント5 結婚相談所の収益ポイント

結婚相談所の収益項目以外からも売上をアップを意識しており、何かアイディアが欲しいときは、いつも良縁会に相談しています。 他の相談所さんでも気が付いていないような売上アップの秘訣を教えて下さるので、いつも助かっています。
結婚相談所ビジネスはフランチャイズではないため、ロイヤリティーの支払いが発生しません。売上は全て結婚相談所の収入です。
●結婚相談所の売上項目&料金の相場●
- 入会金:30,000~50,000円 プロフィール作成、入会時の事務手続き
- 登録料:10,000~20,000円 システム登録料
- 活動サポート費:50,000~100,000円 成婚までのサポート、仲人推薦、お見合い・交際中のサポート
- 月会費:5,000~10,000円 システム利用料、仲人推薦、お見合い・交際中のサポート
- お見合い料:5,000~10,000円 お見合い日時場所の設定、お見合い同席・引き合わせ
- 成婚料:100,000~250,000円 仮交際~真剣交際までのサポート
どの項目も結婚相談所が独自に料金を設定することが可能ですし、項目の組み合わせ(活動サポート費はなし、お見合い料無料など)も自由に設定できます。
項目ごとの詳細な説明は下記、記事をお読みください。

個別サポートがあれば、その点もしっかりとアドバイスを受けることができ安心です。
ポイント6 開業することが決まったら何から始めたらいいの?
6-1.事業計画を立てる
そもそも事業計画ってなに?
「事業の内容、取扱商品、収支予算などを記したビジネスのプラン書」
なんとなくは結婚相談所イメージができていると思います。しかしいざ誰かに話そうと思った時、意外に具体的な言葉や数字が出て来ない可能性があります。それではせっかくの事業に対する熱い思いや夢が台無しです。
事業計画と言ってもそれほど、難しく考える必要ありませんからご安心ください。最初から、完璧な事業計画を立てる必要はありません。完璧でなくても、一度考えてみる事で、頭の中がとても整理できます。
まずは自由に下記内容を考えてみてください。
●商品・サービス
事例:「結婚相談所、会員の成婚までをサポートし、お見合い日程の調整や月1回のカウセリング、交際中のアドバイス」
●事業目的・理念
事例:「独身者の結婚までのサポート、結婚したいけど出会いがないという方のお手伝いをしたい」
●顧客ターゲット
事例:「35才女性、東京在住。仕事が忙しくて、なかなか出会いがなく、結婚相手に対しては譲れない条件がある」
できれば価値観や行動パターンなど、細かく設定すると良いでしょう。
●市場規模、競合状況、市場の特色
事例:「市場規模:約500~600億円/年間、事業者数:約3,700~3,900社→約7割が個人経営、会員数:約60万人→男女比は6:4。
同じ市内に結婚相談所の数は約30件。婚活というと結婚相談所より、婚活パーティーに流れる傾向がある」
●自社の強みと弱み
事例:「自社の強み:どんな会員でも1度は、お見合いを組むことができる。自社の弱み:価格設定が競合より高い」
●集客方法
事例:「開業当初は広告予算がないため、ブログを活用して行き、2日に1回は結婚相談所の情報を書いていく。」
集客に関しては、「何を、誰に、どうやって」の3つを意識して考えると良いです。
細かく設定できる方は、下記内容にも挑戦してみてください。
・市場の成長性
・コスト面
・立地条件
・契約面(法律関連も含む)
・販売戦略
・対価の回収の仕組み
・想定されるリスク
・対処方法
・タイムスケジュール
いきなり完璧な事業計画を考える必要はありません。何度書き直しても大丈夫です。まずは1度作ってみて、状況を見ながら時々事業計画を修正して行きます。
事業の具体的なイメージや数字を落とし込んでみることが大切です。

6-2.集客の準備
ウェブサイトからの集客を考えるならば、ウェブサイトを作る必要があります。ブログからの集客を考えるならば、ブログの開設が必要です。
どんな広告媒体を使って集客するにしても、媒体ごとの使用目的を明確にしておく事が大切です。
例えば、折込広告で集客を考えたとします。
●問い合わせまでの流れを想定●
- 手順1:折込広告を見た人にウェブサイトへの誘導
- 手順2:ウェブサイトから資料請求してもらう
- 手順3:資料請求から1週間後に電話をする
折込広告からウェブサイトへの誘導を考えているならば、目立つ様にウェブサイトのURLが必要ですし、ウェブサイトには資料請求フォームも必要です。
資料請求フォームの項目に電話番号を必須にしておかなかれば情報を取得できません。
※来店誘導なら、お店の地図や営業時間が必要。
など、1つ1つの広告媒体や集客ツールをバラバラに活用するのではなく、それぞれにつながりや目的・ゴールを明確にしておくと良いでしょう。

6-3.事務所などの準備
事務所
事務所を構えるならば、事務所の準備が必要です。自宅を事務所がわりにする場合、来店する新規会員のために、看板を設置するのかしないのかを考えなければ行けません。
「初めての人を自宅に呼ぶのはちょっと…」自宅に呼ぶことに抵抗がある場合、面談などはカフェで行うと良いでしょう。また自宅の住所を公表したくない方は、住所貸しなどのバーチャルオフィスのサービスを利用すると良いでしょう。
希望の地名と「バーチャルオフィル」「貸事務所」「貸し住所」で検索すると多くの情報が出てきます。
料金やサービスも様々ですので、情報収集してみましょう。
開業当初から事務所を構える先輩相談所は少なく、新規会員の面談・会員サポートなどはカフェで行っている方はほとんどです。開業1~2年はできるだけ固定費を抑えて結婚相談所運営をすると良いでしょう。
オフィス器具
基本的にはインターネット環境さえあれば、仕事として成り立ちます。開業時、必要となるオフィス器具はパソコン(ipadなどのタブレット)、電話、コピー機などです。
コピー機などは、近頃は便利なもので、コンビニでもコピーができてしまいますので絶対に必要なものでも無くなって来ています。

ポイント7 結婚相談所の開業・起業で失敗しない集客のコツ!
7-1.知り合いからお金をもらうことに抵抗がある
「お金をもらうことが苦手」仕事として行う以上、この発想を無くして行くことが、とても重要になって来ます。
先輩相談所も開業当初は、知人・友人に営業したり、紹介をしてもらったりしています。知人・友人だからとお金をもらうことに、拒否反応をしてしまうと集客の入り口が1つ減ってしまうことです。
また知り合いだからと言って、ボランティアのような価格で成婚までのお手伝いをしてはいけません!忙しいだけで売上が一向に上がらない状態になってしまいます。
例え知り合いでも、それなりの費用を支払ってもらって会員さんになってもらいましょう。
理由のない値引きは 「結局値段なんてないんじゃないのか」 「それぞれに違う料金を伝えているのではないか」など、不信感を生む原因にもなりかねません。
「結婚相談所業のことがよく分かっていないから練習」「自社の運営の形を作っていくため」など、戦略的に、目的を持って価格を下げることはOKです。です。
結婚相談所は結婚する相手を一緒に探し、「ありがとう」と言われる仕事です。やましいことをしている仕事ではありませんので、自信を持って費用をいただきましょう。

結婚相談所の存在意義はますます大きくなります!
7-2.インターネットを活用した集客
時代の流れを考えたときにWebサイトは必須アイテムであり、集客においてWeb戦略は外せない項目です。しかしWebサイトを作ったからといって、問い合わせの電話がどんどん鳴るということは残念ながらありません。
まずはWebサイトを見てもらう作業が必要になります。
見てもらう=自社の事を「認知」してもらう。「認知」されていない事は、自社の結婚相談所が存在していないのと変わりません。
認知されて始めて問い合わせにつながります。まずはWebサイトにアクセス(見てもらえる数)してもらう数を増やしましょう。
では、どんなWebサイトだと成果が出ているかというと、ブログを活用してWebサイトに誘導をしていたりgoogleやYahooで検索した場合、やはり検索上位に表示されている様なサイトが、成果(問い合わせ)につながっています。
開業してすぐWebサイトに集客を頼りたくても、「結婚相談所 地名」で検索順位に表示させるのは大変です。どうしても検索上位に表示させたい場合は、googleやYahooのインターネット広告を活用するのがいいでしょう。

7-3.アクセスアップ!ブログ集客
Webサイトを検索上位に表示させるには大変な労力とお金が必要です。広告費を使わず集客効果があるのがブログです。しかし、労力を掛けなければ問い合わせはつながりません。
ブログは何を書けばいいの?
だいたいの方が悩むのが記事のネタですが、ネタを探す方法は下記サイトでいくらでも調べられます。
http://www.related-keywords.com/
何が分かると言うと「検索されているキーワード」が分かります。例えば「結婚相談所 〇〇」など、〇〇の部分が無数に出て来ますので、自分が書けそうなキーワードを選んで、何を悩んでいるのかを想像し、その悩みを解決する記事を書いて行きます。
●ブログ集客のコツ●
- 無料ブログサービスでも可能だが、できれば自社サイト内でブログを書いた方がいい
- キーワードの選定※これが重要
- キーワードから悩みを考える
- 悩みから記事の構成を考える
7-4.SNSを活用してアクセスアップ
SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、インスタグラム、facebook、LINE、twitterなどのことです。
SNSは自社の露出アップやアクセスアップにつながりますので、活用して行きたいところです。ただ一つ気をつけたいのが、「なんとなく良さそうだから活用している」にならないことです。
ゴールは結婚相談所への入会ですので、どのツールを活用するにしても目的を持って活用して行きましょう。毎日投稿しているなど、投稿することが目的にならないように注意して行きましょう。

どんな方にどんなアプローチで集客をするのか、目的意識を持って活用しましょう!
7-5.合コン、婚活パーティーからの集客
婚活パーティーを活用して会員獲得をしている先輩相談所は多いです。婚活パーティーを開催する場合は注意点もあります。
「婚活パーティー当日に参加者同士が勝手にカップルになれてしまう」婚活パーティーの開催はNGです!カップル(結果)になったかどうかは後日(結果)結婚相談所を通して伝えて下さい。
結果を結婚相談所が後日伝えることで
・参加者は結果が知りたい為、電話に出てくれる。
・カップルになれなかった参加者には結婚相談所の面談を促すことが出来る。
【注意】面談を断った人にしつこい勧誘はNGです。
誰しも興味がない事を売り込まれるのは不愉快です。勧誘はほどほどに。
でも婚活パーティーの集客はどうすればいいの?30人、40人も集められないし…。
そんな方は少人数制(3対3)の婚活パーティーを開催することです。少人数のため集客面での負担が軽減できます。
よし!それなら出来そうだ!と思った方は、ちょっと待って下さい。婚活パーティーにもデメリットがあります。
婚活パーティーは競合も多く、例え少人数でも集客するのは大変です。また男女比、年齢幅の調整、パーティーの運営など意外に大変です。
婚活パーティーに変わる集客方法として、最近オススメしているのが合コンです。婚活パーティーよりも敷居が低いため参加ハードルも高くありません。何よりも友達を呼んで来てもらうことで集客もしやくなり、広告費を掛けずに見込み客を集めることが出来ます。
7-6.知り合い・成婚者からの紹介
知人・友人の紹介よりも多いのが成婚者からの紹介です。または成婚者の親御さんからの紹介になります。やはり成婚=顧客満足度が高くなりますので、その分、自分の知り合いを紹介してくれます。
傾向的には男性は紹介があまり出ません。理由として「結婚相談所で婚活をしたことを知られたくない」という心理があるようです。一方、女性からはよく紹介が出てきますので、戦略的に女性会員を多く集めて行くことも良いでしょう。
また知人や友人から紹介をしてもらうには、周りの人に結婚相談所を始めたことを積極的に伝えることが大切です。
営業や紹介を促すことが苦手な方は、結婚相談所を始めた理由(熱い思い)を周りの人に伝えましょう。
「どんな人達の悩みを解決したくて結婚相談所を始めたのか?」あなたの熱い思いに共感してくれた人が紹介をしてくれます。結婚相談所を始めた理由が「儲かりそうだから」や「簡単そうだから」だからでは共感は生まれません。

7-7.見込み客の後追いも大切!
せっかく反応があった後に陥る落とし穴が、「問い合わせはあったけど、入会しなかったから効果がない」と後追いをしないことです。問い合わせして来た人を「入会しなかったからダメだ」と判断して、何もしないのはあなたが1万円札をトイレに流しているのと同じです。
問い合わせをして来た人は、完全に見込み客です。全てのお客さんが「即断即決する」という概念を外しましょう。
せっかくの見込み客をその場限りで見切りをつけてしまってはもったいないです!
メールマガジン、ブログ、婚活パーティーへの誘導など、その後何かしらの媒体で見込み客との関係をつないで行く事、見込み客を追いかける仕組みづくりをすることが大切です。
7-8.集客はPDCAサイクルの繰り返し
PDCAサイクルとは
Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する
P→D→C→Aときて、Aからまた次のPに戻る。広告はPDCAサイクルの繰り返しになります。広告はこのサイクルを「クルクルと回し、継続的に改善していく」ことが大切です!

実行力と同時に、行なったアクションをしっかりと評価、改善していきましょう。
ポイント8 結婚相談所の成功のコツは「マネ」をすることと「継続」

一度、やると決めたことでも、私はブレやすくすぐ違うことに手を出してしまいます。 そんなときは、いつも良縁会さんから「継続」と「行動」と言われネジを締め直してもらっています。
結婚相談所経営がうまく行きやすくするコツは、「集客がうまく行っている結婚相談所のマネをする」ことが1番早い方法です。
全てマネをする必要はありません。活用できる部分はドンドン自社に取り入れていけばいいのです。変な頑固は捨てて柔軟に発想することが大切です。マネをしたからと行って、全てうまく行くとは限りません。
マネをしたのにうまく行かない時は、外面をマネして内面まではマネをしていない場合がほとんどです。
例えば、チラシが良いと聞いたからチラシで集客をしてみただけだと、同じような効果は期待できません。
- キャッチコピー
- チラシの内容
- 価格設定
- 地域
- チラシをまいた時期
- 問い合わせがあった時の流れ
- 面談時の会話
など、内面にも視点を持って行くことが重要です。
先輩相談所は基本的におせっかいな好きな方ばかりです。集客方法などを聞けば、意外に教えてくれます。いろいろな集客を方法を聞いて、ご自身がマネできることからやってみると良いでしょう。
そして1~2回うまく行かなく止めてしまうのではなく「継続」して行ってください。継続することで必ず結果につながります!

ポイント9 起業家としての注意点
経営コンサルタントであるジム・コリンズは、『ビジョナリー・カンパニー』という本の中で、何百万の起業を調査して、主観的な自分の意見ではなく、データをもとに成功する失敗する企業を解説しています。
結婚相談所につながる内容を簡単にご紹介したいと思います。
9-1.新しい技術やノウハウに振り回される
LINEをやったら儲かる、facebookをやったら儲かる、インスタグラムをやったら儲かるなど、新しい技術を使うと儲かりそうと錯覚を抱きがちです。セミナーに参加してノウハウを勉強しているのも、その1つかもしれません。
重要なのは既存の事業や集客の流れと、どのように結びつけて行くかです!
9-2.斬新なアイディアは必要ない
起業をする際、「誰もやってないから」とか「良いアイディアがないから起業できない」。実は起業する際、斬新なアイディアやイノベーションは関係ないです。婚相談所を始めるのが遅くても、集客がバンバンでき成功している先輩相談所は多いです。
新しいことを生み出すよりも、マネをした方がよっぽど早いです。
9-3.起業に特効薬はない
よく見かける「起業してから半年で、年収1000万!」一見、羨ましく感じますが、しかしこのような一発逆転はほとんど成功しません。結婚相談所業が1年で軌道に乗ることはほとんどありません。2~3年のスパンで軌道に乗せるイメージを持ちましょう。
失敗のリスクを回避したいならスタートは副業でも良いと思います!
ポイント10 オススメの開業方法はリスクの少ない副業から!
結婚相談所は簡単に始めることができてしまいます。ですが簡単に起動に乗る訳ではありません。経営を軌道に乗せるには時間も必要です。
そのため、良縁会では断然、副業から始めていただくことを推奨しております。
どんなビジネスにも共通することですが、開業当初は実績もなく運営にも不慣れなため、売上が多くないのが現実です。
その状況で「今月〇〇万円ないと生活できない」など、お金に不安があると焦りに変わってしまい、結婚相談所運営にも良い影響が出ません。
結婚相談所の日常業務の大半はシステム内で完結することができ、新規入会面談もほとんど土日や平日夜です。
会員様のカウンセリングや悩み相談なども電話で十分対応できるうえ、LINEを活用すれば、本業の合間を使って密接なコミュニケーションを取ることもできます。
会員数が20~30名になると、売上が安定し忙しくなってきます。30名を超えたあたりが、本業にするか副業のまま続けるのかの分岐点です。
それまでは副業として行い、収入ゼロのリスクを回避しましょう。
収入面の不安がなくなることで、さまざまな集客方法にトライできるようになります。この時期に実績を作り、ご自身に合った集客方法も見つけて行きましょう。

意外にも落ち着いて取り組める副業から始めるのも一つの手です。

結婚相談所の開業を決めている方向けの記事です。 現役仲人にインタビューしています。「損したくない」「費用を回収できるのか?」「集客ができるかた不安」など、結婚相談所を始めるときに不安になる方も多いと思います。どうやって結婚相談所を運営しているのか?集客はどうやってしているの?など、先輩仲人がよくある質問に回答してくれいます。あなたと同じように9割以上の方が経営未経験で始めています。