お見合い後に交際が成立したのに、「初デートの日程がなかなか決まらない」「気づけば1ヶ月以上先になってしまった」
こんな悩みを抱えていませんか?
婚活において、初デートまでのスピード感はとても重要です。
日程が先延ばしになると気持ちが冷めやすく、「自分に気がないのでは?」と不安になったり、関係が進展しないまま交際が終わってしまうケースも少なくありません。
特に「忙しい」と言われてしまうと、強く誘えず悩んでしまう方も多いでしょう。
そこで本記事では、お見合い後の初デートが遅れてしまう時の考え方と対処法を解説します。
交際中のルールやマナー、忙しいと言われた時の正しい対応、そして「成婚につながるカップルの行動習慣」まで、仲人の経験をもとに具体的にお伝えします。
初デートまでの時間をどう過ごすかで、交際の行方は大きく変わります。
この記事を読めば、「忙しい」という言葉に振り回されず、自分に合った婚活の進め方が見えてくるはずです。
交際時のルール 1回は必ず会わなければいけない
結婚相談所では、お見合い後に双方が「交際希望」を出した場合、最低1回は必ず会わなければならないルールがあります。
もし一度も会わずに交際終了にしてしまうと、相談所の規約に基づいてペナルティが発生する場合もあるため注意が必要です。
「ペナルティ」と聞くと重く感じるかもしれませんが、そこまで深刻に考える必要はありません。
相談所でいう「交際」とは、まだ真剣交際の一歩手前。
いわば「連絡先を交換して、これから相手を知っていきましょう」という仮交際の段階です。
ですから、肩の力を抜いて気軽に会うつもりで大丈夫です。
ただし問題になるのは、「なかなか初デートの日程が決まらない」「初デートが1ヶ月先になってしまう」といったケースです。
婚活はテンポが大切であり、初デートの日程はお見合いから2週間以内が理想と言われています。
これを過ぎると気持ちが冷めやすく、交際が自然消滅するリスクが高まります。
とはいえ、相手の都合もあるので自分だけの努力ではどうにもならない部分もあります。
直接「もっと早く会いたい」と伝えるのは難しいので、このあとに紹介する対処法を押さえておきましょう。
なかなか初デートの日程が決まらない時は
まず前提として、デートの誘いは男性から積極的に行うのがマナーです。
お見合い後に交際OKとなった時点で、あなたは女性にとって「もう少し知ってみたい相手」になっています。
だからこそ自信を持って誘いましょう。
しかし、せっかく誘っても「忙しい」と言われ、代替え日も提示されない場合、相手の本気度が低い可能性があります。
そんな時は無理に相手に合わせる必要はありません。
結婚相談所では交際初期の段階であれば、複数交際が認められています。
気持ちを一人に絞り込むのではなく、他のお見合いや交際も並行して進めることで、気持ちがヤキモキせず、余裕を持って活動できます。
仲人の経験上、成婚につながるカップルは「1ヶ月に最低3回は会っている」ことが多いです。
逆に、会う回数が少ないとお互いの気持ちが盛り上がらず、交際が長引くだけで終わってしまうケースもあります。
大切なのは、忙しくても時間を作って会ってくれる女性こそ、将来を考えられるパートナーだということ。
真剣に婚活に取り組んでいる女性は、自分の予定を調整してでも会う時間を確保してくれるものです。
忙しいという理由は失礼
婚活において「忙しいから会えない」というのは、相手への配慮を欠いた言葉です。
もちろん本当に仕事や家庭の事情で忙しいことはありますが、それでも少しの時間を作って会おうとする姿勢は持つべきです。
これは初デートに限らず、2回目・3回目のデートでも同じこと。
お互いの関係を深めるためには「会う時間を最優先にする」意識が欠かせません。
「忙しい」を理由に先延ばしにしてしまうと、相手の大切な時間を奪い、真剣に婚活をしている人に対して非常に失礼になります。
特に女性にとっては、年齢や出産のタイムリミットも関わってくるため、「時間を無駄にさせない」という姿勢はとても重要です。
相手の貴重な時間を尊重することが、婚活における最低限のマナーだと言えるでしょう。
また、もしあなた自身が「忙しいから…」と先延ばししている側なら、今一度優先順位を見直してみてください。
本当に結婚を望むなら、数時間でも相手に会う時間を作ることが、成婚への一番の近道になります。
初デートまでの理想的な期間と成婚カップルの傾向
お見合いから初デートまでの期間は、交際がうまくいくかどうかを大きく左右します。
理想的なのは 「お見合いから2週間以内」 と言われています。
理由はシンプルで、まだお見合いでの印象が新鮮なうちに会うことで、自然と会話も弾みやすく、関係がスムーズに進展しやすいからです。
逆に、3週間〜1ヶ月以上空いてしまうと「相手に興味がないのかな?」「優先度が低いのでは?」と不安を感じさせてしまい、関係が冷めてしまうリスクが高くなります。
仲人のサポート現場でも、成婚したカップルの多くは「初デートを2週間以内」に実現しているという傾向があります。
さらに、その後も1ヶ月に2〜3回と定期的に会うことで、気持ちを確認し合いながら関係を深めているケースがほとんどです。
婚活は「ご縁を育てるスピード感」がとても重要です。
会う回数が多ければ良いというわけではありませんが、会う間隔が空きすぎないように意識することが、成婚への近道だと覚えておきましょう。
「忙しい」と言われた時の上手な切り返し方
お見合い後にデートへ誘った時、女性から「忙しいんです」と返されることはよくあります。
もちろん本当に仕事や家庭の事情で忙しい場合もありますが、中には「優先順位が低い」「気乗りしていない」ことをやんわり伝えているケースもあります。
しかし、ここで諦めてしまうのは早計です。
大切なのは、相手の都合を尊重しながらも代替案を提案すること。
ただ「分かりました」と引き下がってしまうと、そのまま交際がフェードアウトしてしまう可能性があります。
例えばこんな切り返し方がおすすめです。
「じゃあ、30分だけでもお茶しませんか?」
「無理なら、次の土日で早い方が嬉しいです!」
「平日の夜でも、少しだけ会えたら嬉しいです」
こうした言葉には、「本気で会いたい」「相手の都合に合わせる姿勢がある」という気持ちが込められます。
相手が本当に忙しいなら代替え日を提示してくれるはずですし、全く提案がないようなら、その女性は婚活に真剣ではない可能性が高いと判断できます。
婚活は「会うこと」が最優先。
もし相手が歩み寄る姿勢を見せてくれないのであれば、その時点で気持ちを切り替え、他の出会いに進んだ方が効率的です。
複数交際の正しい活用法
結婚相談所では「仮交際の段階」であれば、複数の相手と同時に交際することが認められています。
これを「複数交際」と呼びます。
複数交際の最大のメリットは、一人に執着せず余裕を持って婚活できることです。
初デートの日程がなかなか決まらない女性に時間を取られ、気持ちがヤキモキしてしまう…というのは婚活でよくある悩みです。
しかし複数交際をしていれば、気持ちが分散されるため一人に振り回されず、前向きに活動を続けることができます。
さらに、同時に複数人と会うことで「自分に合う人はどんなタイプなのか」を客観的に比較できるのも大きな利点です。
会う人数が増えることで、自然と「この人といると安心できる」「この人はちょっと違う」といった判断がつきやすくなり、結果的に結婚相手を見極めやすくなります。
ただし、複数交際をするうえで注意すべきポイントもあります。
連絡の仕方やデートの内容を混同しないように、誠実な対応を心がけること
「なんとなく同時進行している」状態を長引かせず、気持ちが固まったら早めに真剣交際へ進む意思表示をすること
複数交際をしているからこそ、相手に対して誠実さと配慮を忘れないこと
仲人の立場から言えば、成婚する人ほど複数交際をうまく活用している傾向があります。
特に初期段階では、積極的に複数交際を進めて、相性や結婚観の合う人を見極めていくことが成婚への近道です。
初デートが遠のいた時のリスクと見極めポイント
お見合い後の初デートが3週間以上先になってしまう場合、交際が自然消滅してしまうリスクが一気に高まります。
なぜなら、人の気持ちは時間とともに薄れていくからです。
お見合いでの印象が鮮明なうちに会えなければ、「どんな人だったかな?」と記憶があいまいになり、せっかくのご縁がつながりにくくなります。
さらに「忙しい」と言ってなかなか日程を調整してくれない相手は、婚活に対する本気度が低い可能性があります。
成婚を目指すうえで大切なのは「どれだけ早く関係を深めようとしてくれるか」という姿勢です。
会う努力をしてくれない相手に長く時間をかけても、成婚につながる確率は低いのです。
ここで見極めるポイントは次の3つです。
・代替日を提示してくれるかどうか
本当に会いたい気持ちがあるなら、忙しくても「◯日はどうですか?」と提案してくれるはずです。
・メッセージの頻度や内容
会えないとしても、連絡が丁寧で誠意を感じるなら、前向きに様子を見てもよいでしょう。
・婚活の優先度
「仕事が落ち着いたら会いたい」といった姿勢が続く場合、その相手は婚活より仕事や他の予定を優先しているサインです。
婚活は限られた時間の中で効率よく動くことが大切です。
初デートまでに1ヶ月以上空いてしまうようなら、そのご縁は「自分から見切る勇気」も必要です。
むしろ、会う努力をしてくれる人こそが、将来のパートナー候補としてふさわしい相手だと考えましょう。
まとめ 会える人とのご縁を大切に
お見合い後の交際でよくある悩みが「お互い忙しくて初デートまで時間が空いてしまう」ことです。
しかし成婚したカップルの多くは、お見合い後から毎週のように会って関係を深めています。
初デートまで1ヶ月空いてしまうと、印象は薄れ、テンションも下がってしまいます。
そうなれば次のステップに進むことは難しいでしょう。これは「ご縁がなかった」というより、自分たちで「ご縁を逃してしまった」結果です。
婚活では、まず「会うこと」が最も大切です。
会わなければ気持ちは育たず、関係は前に進みません。「忙しい」と言い訳する女性や、日程をなかなか決められない相手に時間をかけすぎる必要はありません。
ぜひ、「会うことを優先してくれる相手」とのご縁を大切にしていきましょう。
それこそが、短期間で成婚へとつながる一番の近道です。