今後も右肩上がりで成長していく婚活ビジネス
今や社会問題になっている「少子化」。その原因は何といっても「未婚者が多い」に尽きます。要因はいろいろありますが「結婚へのハードルが高い」「経済の不安」「しきたり」「家庭環境」「ライフスタイルの変化」「価値観の多様化」「結婚の意義が見いだせない」「希望の相手にめぐり会えない」等々。
下記のグラフでも分かるように30代前半男性50%、女性35% 30代後半男性37%、女性24% 40代前半約20%の人が、未婚です。
また、生涯未婚率においては、2000年から10年で2倍に増加しており、晩婚化・非婚化が一般的になっています。今後このまま未婚率が上昇し続けると2030年には、3人に1人が「一生独身」となります。
一方、20代独身者の結婚意欲は、10年前よりあがっています。
平成27年版「少子化社会対策白書」では、未婚男女の約6割が「欲しい」、約4割が「欲しくない」と回答。
未婚者が独身にとどまっている理由は、最も多かったのは「そもそも出会いの場がない」(55・5%)続いて「自分は魅力がないのではと思う」(34・2%)、「自分が恋愛感情を抱けるか不安」(20・5%)、「気になる人にどう声をかけていいかわからない」(20・0%)
結婚相談所の市場規模は約600億円(年間)
- •市場規模:約500~600億円/年間
- •事業者数:約3,700~3,900社→約7割が個人経営
- •会員数:約60万人→男女比は6:4。
資料:経済産業省「少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究報告書」(平成18年5月)
結婚情報サービスの利用者数
20歳〜50歳での独身者は、約2000万人!そのうち結婚情報サービスの利用者数は60万人です。 独身者のうち96.3%もの人が結婚情報サービスを利用していないこととなります。
第1位 なんとなく面倒 47.1%
第2位 どう始めていいのかわからない 40.7%
第3位 費用がない 37.0%
第4位 時間がない 28.0%
第5位 他人にどう思われるかが不安 19.1%
「なんとなく面倒」「どうしたら良いか分か らない」という、具体的な理由ではなく漠然としたイメージから婚活に取り組めていないというものが 多数に。結婚へのプレッシャーや焦りを感じるも「婚活」には取り組めず、またその理由も明確になっ ていない人が多いことが分かりました。
資料:「パーソナル婚活研究所」平成ジャンプ世代の「婚活本音調査」
この96.7%が大手結婚相談所も取り込めていない市場! これだけの未婚者がまだまだ結婚相談所を利用していないことを考えると、今から婚活ビジネスを立ち上げても決して遅くはありません!
婚活ビジネス起業後は、この96.7%の市場をいかに獲得していくかが課題となります。
結婚相談所でのお見合い、婚活パーティー、ネット婚活、街コンなど、婚活サービスが多様化してきており、独身者が婚活をする上での選択肢が増えているのも事実です。
婚活スタイルが多様化しても、結婚への一番の近道は結婚相談所
結婚相談所の登録者数は年々増加傾向にあります。これは従来の結婚相談所へのマイナスイメージ「結婚できない人が利用している」「結婚相談所で婚活するのは恥ずかしい」などが払拭されつつある証明です。
結婚相談所に登録している人は「結婚したい人」しかおらず、結婚までの時間が短縮できるなどのメリットがあります。特に妊娠・出産を考えている女性にとっては1年という時間はとても大切です。
「1年間付き合ったけれど結婚してくれない」「いざ結婚をしようと思ったら家柄の関係で親に反対された」という話も世間に多いですが、結婚相談所では事前にお相手の詳細なプロフィールが分かるため、ミスマッチが少なく、早く結婚したい人にとっては無駄なお金と時間を使わないで結婚前提のお付き合いを希望する異性と出会えるという、大きなメリットがあります。
さらに、結婚相談所で婚活する最大のメリットは、他の婚活とは違い「お相手の気持ちを確認」しながら告白、プロポーズまで行けることです。
「自分のことどう思っているんだろう?」「告白しても大丈夫かな?」など、恋愛をする上で1番心配になる部分を、結婚相談所がサポートしてくれます。言い方を換えれば、出来レースで恋愛・結婚まで行ける訳です。この「安心感」
は個人の結婚相談所しかありません。
婚活ビジネスの分類
結婚相談所・仲人型
一人ひとりに担当カウンセラーが付いて、身だしなみやコミュニケーション力、お相手選び、お見合い・交際中のアドバイスをしながら成婚までをサポートします。 登録する会員は、独身証明書など入会時に提出書類が義務づけられているため会員情報の信頼性は高くなります。
会員数は連盟や協会に所属している結婚相談所が多いため、全国では数万名単位(データベース共有型)に上ります。
イベント型
婚活パーティー、合コン、街コンなどの企画がメインとなります。参加人数も男女10対10〜100対100までとさまざまで、また内容も千差万別です。参加者は必要な提出書類もないため、気軽に参加できます。
婚活の入口として、まずは街コンや婚活パーティーから始める方が多いです。
データマッチング型・インターネット型
その名の通り、情報を提供するサービスを行っています。情報を提供するというサービスなので、担当アドバイザーのアドバイスなど、一人一人に合わせたきめ細かいサービスは行ないません。
中には、当初結婚相談所・仲人型で開業して、その後は情報提供だけを行っているケースもあります。
交際を望んでいない理由は「恋愛が面倒」が最多
20代未婚男性の53.3%、20代未婚女性の34%、30代未婚男性の38% 、30代未婚女性の25.7%が、交際経験なしと回答しています。
資料:内閣府「平成26年度 結婚・家族形成に関する意識調査」、国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」
恋愛は面倒だけど「結婚」はしたい!恋愛の面倒くささを解消してくれる結婚相談所ビジネスが注目されつつある。
「出会いの提供」だけでは成婚しない時代!お見合い後の初デートで70%がお断り。
従来の結婚相談所は『出会いの提供』だけをしていれば良かったですが、今の会員さんは交際経験が少ないため、いざ「結婚したい」と思ったとしても、異性との接し方(口説き方や会話)、デートスポットの探し方、デートでの服装など、どうしていいのか分からないというのが現状です。
今後の婚活ビジネスは従来の『出会いの提供』だけではなく、恋愛・婚活に悩む男女にアドバイスやサポートをするような教育型のサービスも必要になってきます。
・模擬お見合い
・模擬デート(お店選びのコツ、会話)
・Lineの文章代行
・服装のアドバイス
・彼氏、彼女を作るための方法(恋愛の仕方)
・出会いの数を増やす(自社による合コン開催、婚活アプリでもサポート)
●自分の「婚活」を共に伴走、サポートしてくれる“パーソナル婚活”を支持!
「パーソナル婚活」の魅力について
第1位
自分のニーズにあわせて相手を紹介してくれる(78.1%)
第2位
必要な時に、相談できる先がある(75.7%)
第3位
時間や場所を選ばず自由度が高い(74.9%)
第4位
パーソナルトレーナーのように、 一人一人にあったアドバイスが受けられる(68.7%)
第5位
短期間で結果を出す(61.4%)
約6割(58.8%)が「パーソナル婚活」へ魅力を感じていることが分かりました。その魅力の内容をたずねると、「自分のニーズにあわせて相手を紹介してくれる(78.1%)」が最も高くなり、自分の条件面に見合う相手を提案してくれる事に大きな魅力を感じていることが分かりました。加えて、「必要な時に相談できる」「一人一人にあったアドバイスが受けられる」など、婚活を一人で行うのではなく、サポーターや伴走者のような存在へのニーズがありました。また、「時間や場所を選ばない」「短期間」など、自分のライフスタイルや都合に合わせて欲しいというニーズもうかがえました。
「パーソナル婚活」は、一人一人に寄り添って相談やアドバイスを受けられるので、婚活に積極的に取り組めていない方の「なんとなく面倒」「どうすれば良いか分からない」という悩みや、婚活実施者の「婚活ストレス」を解消する鍵になりそうです。
資料:「パーソナル婚活研究所」平成ジャンプ世代の「婚活本音調査」
結婚相談所の開業を決めている方向けの記事です。 必要な資格/加盟する連盟の注意点/開業するなら個人?法人?/開業したら何から始めたらいいの?/集客方法/成功の秘訣/ という内容が書いてあります。記事の最後にオススメの開業方法もありますので、ぜひ最後までご覧ください。
ネタバレ!副業ではじめるなら結婚相談所と婚活パーティーどっちがいいの?こんなこと思ったことありません?本記事では『結婚相談所』と『婚活パーティー』メリット・デメリット、どちらではじめるのがいいのか?詳しく解説します。