事務所はあった方がいい?あった方が信用につながる気もするし。でも、事務所を借りると家賃とか大変そう。できれば月々の費用を抑えたいと思っている。
他の相談所はどうしているのか知りたい。
こんな疑問に答えます。
この記事を読むと
・事務所は必要かどうか分かる。
・他の相談所の事例が分かる。
・月々の固定費を抑える方法が分かる。
結論から言ってしまうと、開業当初は事務所を構える必要はありません!
事務所がなくてもお客さんは獲得できるので大丈夫です。実際に先輩相談所の9割の方は、事務所を構えずに結婚相談所業を始めています。
事務所を構えなくても新規会員は獲得できますのでご安心下さい。
「事務所を構えていなかったら、お問い合わせがあった時にどこで商談するの?」と思いますよね。オススメの商談場所はホテルのラウンジやカフェです。
事務所を構えることを否定する訳ではありません。カフェで商談するにも事務所を構えるのも両方にメリット・デメリットがあります。
●記事の信頼性●
結婚相談所のコンサル歴20年ほど。今でも結婚相談所コンサルしながら、自社でも結婚相談所の運営・婚活パーティーの主催・合コンセッティングサービスをしています。
今回はそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしたいと思いますので、開業時のご参考にして下さい。
目次
1.事務所を構えるメリット、デメリット
1-1.メリット1 他のお客さんの目が気にならない
カフェやホテルのラウンジだと、どうしても隣の席が近いため声が聞こえてしまいます。お客さんは結婚相談所の説明を受けていることを気にします。他のお客さんの目が気になり、説明に集中できなくなってしまいます。
その点、事務所で説明をする場合、他のお客さんの目を気にする必要がありません。
相談所側の最大のメリットは、お互い集中して商談ができるため、説明をする側もとても話やすくなります。
1-2.メリット2 お客さんからの信用
事務所を構えていることで、お客さんからの信用を得やすくなります。お客さんの中には入会を検討するに辺り、信頼できる結婚相談所かどうかをチェックしている方もいます。
事務所があることで信用できる結婚相談所と判断してもらえます。
1-3.デメリット1 資金が必要
事務所を借りるためには敷金・礼金が必要になります。机、イス、パソコン、電話などの通信設備などを整える資金が必要ですし、固定費として毎月の家賃なども掛かります。家賃以外にも、電気、水道、ガスなどの光熱費も発生してしまいます。
これら固定費は売上関係なく、毎月支払はなければなりません。開業当初に毎月固定費が発生することは結構な負担になって来ます。
固定費が不安だけど、事務所を構えたいという方には、自宅兼事務所や自宅の住所を出すのはちょっとという方には、住所を貸してくれるバーチャルオフィスを利用することで固定費を抑えることができます。
●バーチャルオフィスとは●
名前の通り仮想の事務所です。基本的なサービスはこちら
- 電話転送サービスが利用できる
- 郵便物を転送してくれる
- 住所が利用できるため、名刺やウェブサイトに記載できるようになる
- 会議室を借りることができるため、面談や商談に利用できる
▼【参考】バーチャルオフィス
https://www.office-nagoya.com/
1-4.デメリット2 面談時、来社してもらわないといけない
お客さんに事務所まで来てもらわないといけません。距離的な負担がある場合、来店するのが面倒になってしまい当日、商談のキャンセルにつながる可能性もあります。
また「事務所に行くと売り込まれそう」と考えることも多く、マイナスな心理になってしまう可能性があります。事務所に来店誘導する場合、いかに敷居を低くして誘えるかが重要になります。
2.カフェで面談するメリット、デメリット
2-1.メリット1 面談場所の融通が利く
面談場所をお客さんに合わせることができるため、移動時間や距離的な負担を無くすことができます。
面談はホテルのラウンジまたはカフェ行うことがオススメです。お見合いはホテルのラウンジで行うことが多く、雰囲気を知ってもらうのにも役立ちます。
2-2.メリット2 固定費が発生しない
事務所を構えてしまうと毎月の固定費が発生します。カフェやホテルのラウンジを利用することで固定費のリスクを減らすことができ、また心理的な負担も少なくなります。
個人的な意見として、商売を始める際、この心理的負担を減らすことはとても重要だと思います。いつも不安な状態だと、どうしても気持ちが入りすぎて売込みが強くなってしまいます。
誰しも売り込まれることは嫌いなので、あなたの売込みが強すぎると人は離れてしまいます。
人が離れてしまうと入会につながらない、入会につながらなければ売上げがない、売上げがなければ月々の支払いで不安になる、この悪循環にハマってしまいます。
商談をするときは気持ちに余裕がある状態で行うことが、とても大切ではないかなと思います。
2-3.デメリット1 面談に集中しにくい
他の席との間隔が狭いため、他の席の話し声が聞こえたり、お互い他の人の目が気になってしまい集中しにくくなってしまいます。
実際にシステムで検索してもらう場合は、個人情報に注意して、他のお客さんに見えないように見せるなどの配慮が必要になって来ます。
事務所を構えるべきどうかのまとめ
副業で始めたい方にオススメなのは、開業当初は事務所を構えないことです。できるだけ固定費などの費用リスクは抑えて結婚相談所を始めましょう。事務所は自宅まはたバーチャルオフィスで十分です。
しかしすでに事業を行っていて事務所がある方もいると思います。それはそれでメリットがありますので、あまり深く考えずご自身に合った方法を選択すると良いでしょう。
まずはお客さんの獲得が先決だと思いますので、固定費をできるだけ少なくして、その分、広告費として使って行くといいでしょう。会員数も増え収支が安定して来た時に、始めて事務所を構えることを検討してはいかがでしょうか。
結婚相談所の開業を決めている方向けの記事です。 必要な資格/加盟する連盟の注意点/開業するなら個人?法人?/開業したら何から始めたらいいの?/集客方法/成功の秘訣/ という内容が書いてあります。記事の最後にオススメの開業方法もありますので、ぜひ最後までご覧ください。