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【比較】どのスタイルで開業する?結婚相談所4つの経営スタイル

売上のグラフ結婚相談所を始めたいけど、経営の知識もないし自分に出来るか不安…。やっぱり経営の勉強とかした方がいいの?経営知識がないと結婚相談所運営は大変なの?できれば経営に関することを知りたい。

こんな疑問に答えます。

この記事を読むと
・結婚相談所の経営とは
・結婚相談所を経営する上での必要な知識
・結婚相談所の経営をする上での注意点
・後発でも大丈夫?婚活市場の現状

 

●記事の信頼性●
結婚相談所のコンサル歴20年ほど。今でも結婚相談所のコンサルをしながら、自社でも結婚相談所の運営・婚活パーティーの主催・合コンセッティングサービスをしています。

結婚相談所の経営を難しく考える必要はありません。結婚相談所の経営に重要なことは「経営学」ではなく「集客」や「価格設定」「経営判断ができるかどうか」になって来ます。

結婚相談所のコンサルをしている経験から、結婚相談所の経営についてお伝えしたいと思います。婚活市場の傾向もご紹介しますので、気になる方はぜひ最後までお読みください。

 

目次

1.結婚相談所の経営者の特徴

2.結婚相談所の経営スタイルは主に4つ

3.結婚相談所の収益と価格設定

4.結婚相談所を運営するのに必要な固定費は?

5.まずは目標の設定をしよう!

6.お金に弱くても大丈夫!

7.後発でも大丈夫?結婚相談所の市場は?

8.開業時の注意点

 ・8-1.「儲かり」そうだからの気持ちだけで開業してはいけない

 ・8-2.開業したばかりの頃は、広告費用を掛け過ぎない

 

1.結婚相談所の経営者の特徴

結婚相談所を開業する時の年齢は幅広く、この年齢が一番多い!というのはありません。実際に結婚相談所を開業した当初の年齢は、20代後半~60代後半と幅広く、さまざな年代の方々が結婚相談所を開業しています。

また、開業した先輩結婚相談所の「9割の方が業界未経験」なのも特徴の1つです。

■結婚相談所を開業するときの理由ランキング

1位:今の仕事を変えたい(副業からリスクなく始められる)
2位:人のお世話がしたい
3位:開業時の投資額が少なくリスクがない

さらに特徴的なのが、企業の事業部として始めるよりも個人経営として始めるケースが約7割を占めています。開業するほとんどの方は「マーケティングの知識」や「経営の知識」がほとんどない状態から始めています。

 

2.結婚相談所の経営スタイルは主に4つ

・「成婚重視型(成果報酬)」
名前の通り、お見合いが組めた時、成婚した時=結果が出た時に大きな金額が発生します。

入会金や月会費を低めに価格設定する代わりに、お見合いが成立した場合のお見合い料、成婚した場合の成婚料などの価格を高めに設定します。

お見合いがたくさん組めたり、成婚者が増えれば売上が上がって行きます。先輩結婚相談所の中には、会員様が積極的にお見合いをするようにお見合い料を低く設定している結婚相談所もあります。

 

・「婚活エンジョイ型」
婚活パーティーやセミナーに参加してもらいながら成婚までサポートします。

入会金や成婚料を低めに価格設定する代わり、月会費やお見合い料を高めに設定します。会員さんが長く婚活すれば、月会費で売上が上がって行きます。
※最近では月会費とは別に、年間活動サポート料としていただく場合もあります。

会員さんは、婚活が上手く行かなければ気持ちも落ち、最悪、結婚相談所を退会する場合もあります。これではなかなか売上目標が立ちません。それを解消する方法が月会費を一年分一括もしくは3ヶ月分など、まとめていただくことです。

 

・「教育・スクール型」
学校のようなイメージです。

・服装アドバイス
・デートのアドバイス
・模擬お見合い
・模擬デート
など、様々なサービスで成婚まをサポートします。

入会金の価格を高く設定する代わり、月会費・お見合い料(入会金に含まれるケースが多い)などは頂きませんが成婚料は別途いただくケースが多いです。

入会時に大きな金額が動くため、会員数が少なくても売上は上がって行きます。

しかし入会時に高額のお金が必要になるため、結果(お見合いや成婚)が出ない場合、クレームになる場合もありますし、高額になる理由付けや他社とは違う明確なサービスが必要です。

 

・上記スタイルを組み合わせた「総合型」
価格の設定は婚活エンジョイ型だけど、サービス内容は教育・スクール型など、一つのスタイルにこだわらないスタイルです。

 

3.結婚相談所の収益と価格設定

経営スタイルが決まったら、経営スタイルを参考に価格の設定を行っていきます。結婚相談所業はロイヤリティなどが必要ないため、売上はすべて結婚相談所の収益となります。

●結婚相談所の売上項目&料金の相場●

・入会金:30,000~50,000円 プロフィール作成、入会時の事務手続き
・登録料:10,000~20,000円 システム登録料
・活動サポート費:50,000~100,000円 成婚までのサポート、仲人推薦、お見合い・交際中のサポート
・月会費:5,000~10,000円 システム利用料、仲人推薦、お見合い・交際中のサポート
・お見合い料:5,000~10,000円 お見合い日時場所の設定、お見合い同席・引き合わせ
・成婚料:100,000~250,000円 仮交際~真剣交際までのサポート

どの項目も結婚相談所が独自に料金を設定することが可能です。

価格設定の注意点は、どのタイミングで金額が発生するのかということと項目ごとに定義を作っておく必要があります。

定義=何のための費用なのか?を明確にする。入会時に会員さんにお伝えする義務がありますし、どのタイミングで費用が発生するのかを事前に伝えておかないと、最悪トラブルになってしまうケースもあります。

■定義の実例

入会金・登録料:プロフィール作成料、事務手数料、システム登録料
活動サポート費:仲人推薦、交際中のアドバイス、お見合い調整
月会費:毎月のシステム利用料、交際中のアドバイス
お見合い料:お見合いが成立した時にいただく
成婚料:籍を入れた時、お互いに結婚の意思を確認した時、結納、両家が会った時など。

関連記事:開業前にチェック!結婚相談所ビジネスは儲かるの?【収益の仕組み】

 

4.結婚相談所を運営するのに必要な固定費は?

結婚相談所の特長として、粗利率が90%ぐらいあることです。
開業した当初は、なるべく費用を掛けない運営してい行くことがオススメです!具体的にどんな物が必要かご説明します。

●連盟への加盟金と月々のシステム利用料
加盟金と加盟している連盟に支払う月々のシステム利用料。またシステム利用料以外にも、支払う項目があるケースがありますので、詳しくは加盟を検討している連盟にお問い合わせ下さい。

 

●広告宣伝費
名刺制作、ウェブサイト、チラシ、パンフレットなど。開業当初から広告宣伝費を掛けて集客する必要はありませんが、名刺とパンフレットは作った方が良いでしょう。

 

●通信設備
パソコン、スマートフォン、タブレット、プリンターなど。新規面談などはカフェやホテルのラウンジでも行うこともできます。その際ノートパソコン、タブレットの中で、どれか1つあれば大丈夫です。

スマートフォンなどの携帯でも大丈夫ですが、画面が小さい分、実際の画面を見せにくくなってしまうため、あまりオススメはしません。

契約書を作成・編集する際、ワードで作ることが多いのですが、タブレットですとアプリを使用するなど少し操作方法が分かりにくい部分があります。パソコンの方がワードの操作に慣れている方は、パソコンが1台あった方が作業はスムーズです。

 

●開業当初は事務所不要!
開業時は事務所を構える必要ありません。固定費が負担になりますので、最初は事務所を構えることは忘れて下さい。自宅を事務所代わりにしたくない方は、住所貸しなどのバーチャルオフィスを利用すると良いでしょう。

 

5.まずは目標の設定をしよう!

簡単な目標でいいので設定してみましょう。
・月に〇〇円稼ぐ
・副業からスタートして2年後には独立
・会員数を〇〇名にする

など、何でもいいので目標を設定することが最初のステップです。

行動しているうちに目標は変わって来ますので、これぐらい簡単でいいです。新しい目標ができたり、目標が間違っていれば変えれば良いだけの話です。

目標を設定する⇒間違っていたら目標を変える。気軽に考えて目標設定をしてみましょう。

「良い目標は人を動かします。」なかなか行動できない方は、大きい目標+月単位や半年単位など、もう少し簡単な目標を設定してみましょう。

・月に〇〇円稼ぐために ⇒ 1ヶ月で友達を2人作る
・副業からスタートして2年後には独立するために ⇒ 会社でスキルアップ

など、これなら「自分でもできそうだな」と感じるぐらいの目標がちょうど良いです。

 

6.お金に弱くても大丈夫!

経営と聞くと「数字に強くなきゃ」「計画を立てなきゃ」など、考えただけでも頭が痛くなりそうなことばかり思い浮かべてしまいます。

心配しなくても大丈夫!結婚相談所の経営で必要なのは、ややこしい計算ではなく簡単な算数、引算など小学校で習ったレベルです。実際に売上を伸ばしている結婚相談所のオーナーでも、ざっくりとした計算をしている人が多いです。

「広告費が月に4万、入会金が3万だから、会員を2名獲得できればプラスだな」ぐらいの感覚です。

後は2名獲得するために、「広告費4万を投資するのか」あなたが経営判断をするだけです。言ってしまえば数字に強くなくても「経営判断」さえできれば、結婚相談所経営は難しくないのです。

 

7.後発でも大丈夫?結婚相談所の市場は?

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20~50才の未婚者は男女合わせて約2000万人です。2000万人のうち9割の方が「いずれは結婚するつもり」と答えています。

ではなんで結婚しないの?

結婚しない理由で一番多いの回答が「適当な相手と出会わない」です。

「出会いの場を提供」している結婚相談所ですが、2000万人の未婚者の中で「結婚相談所や結婚情報サービスを利用したことがある」と回答した方は、たったの60万人(3.3%)しかいません。

残り96.7%は、結婚情報サービスをまったく利用していない客層です。

利用していない理由としていちばん多いのが、結婚相談所の「イメージの悪さ」

・モテない人が利用している
・いい人がいない
・金額が高そう
・最後の砦
など

しかし結婚相談所で婚活することはメリットが多いです。「結婚を前提とした異性と出会える」「身元確認がされている」など。世間によくある「1年付き合ったけれど結婚してくれない」など、無駄な時間やお金を使う必要がありません。

また結婚相談所の最大のメリットは、仲人同士が連携し、お相手の気持ちを確認しながら「出来レース」で交際、告白、プロポーズまで進めることができることにあります。残念ながら、そういうメリットがあまり知られていないのが現状です。

この96.7%の市場は、大手結婚相談所ですら取り込めていない・入り込めてない手つかずのままの市場です。この金の鉱脈のような巨大なマーケットに、結婚相談所のメリットを伝えて行くことが開業後の課題となってきます。

 

8.開業時の注意点

8-1.「儲かり」そうだからの気持ちだけで開業してはいけない

開業したときは、会員に対して「なんとか結婚させてあげたい」という熱い想いがあったとしても、すぐにその気持ちは忘れてしまいます。集客が上手く行かないときほど忘れるものです。

一度、やる気をなくしてしまったら気持ちを上げて行くのは、とても大変ですし行動もしなくなります。やる気をなくしてしまった時ほど、思い出して欲しいことが「誰のどんな悩みを解決したくて結婚相談所を始めるのか?」です。

「儲かりそう」と思う気持ちで開業するのはOK!それプラス「誰のどんな悩みを解決したくて結婚相談所を始めるのか?」という熱い想いを考えてみて下さい。

これが起業の原点であり、その想いがあなたの苦しいときに勇気を与えてくれます。想いをいろいろな人に伝えることで、あなたの想いに共感してくれて助けてくれる人が必ず現れます。

 

8-2.開業したばかりの頃は、広告費用を掛け過ぎない

開業したばかりの頃は、いかに広告費用を抑えて会員を獲得につなげるて行くのかを考えておきましょう。広告費を掛けたけど、まったく反応が無かったのでは広告費をドブに捨てているようなものです。

まずは身近な人を誘って、合コンパーティーなどで見込み客リストを集めてみましょう。基本的に見込み客リストさえ集めることができれば、集客はそれほど困りません!

婚活パーティーや結婚相談所とは違って、合コンは参加する心理的なハードルが低く集めやすい特徴があります。

集客は知り合いに声を掛け、その友達と一緒に参加してもらうことで、広告費を掛けずに集めることができます。参加者の中から「真剣度の高い出会い」を求めている人たちに結婚相談所のことを提案し、入会につなげて行きましょう。

合コンを開催している先輩相談所は、30人の見込み客リストが集まると、だいたい5人ぐらいが入会につながっています。

 

9.まとめ

開業当初は、いかに投資を少なくして会員を獲得していけるかが重要です。どの連盟に加盟したとしても集客は手伝ってもらえませんし、ご自身で集客できなければ結婚相談所の経営は成り立ちません。

どの先輩結婚相談所も開業してから相談所一本で生計が成り立つようになるまでには、早くても2~3年掛かっています。集客に自信が無い方は、まずは副業としてスタートし、軌道に乗って来た時に結婚相談所を本業にしてはどうでしょうか。

どちらにしても集客時の面談、会員サポート、お見合いまでの流れなど、結婚相談所の業務に慣れる期間として半年間はみておく必要があります。

 

結婚相談所の開業を決めている方向けの記事です。 必要な資格/加盟する連盟の注意点/開業するなら個人?法人?/開業したら何から始めたらいいの?/集客方法/成功の秘訣/ という内容が書いてあります。記事の最後にオススメの開業方法もありますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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