実績も経験もないし、会員さんを成婚させてあげれのだろうか。何をアドバイスしてあげたらいいの?他の相談所はどんなサポートをしているの?」
こんな疑問に答えます。
目次
●記事の信頼性●
結婚相談所のコンサル歴20年ほど。今でも結婚相談所のコンサルをしながら、結婚相談所の運営・婚活パーティーの主催・合コンセッティングサービスをしています。
1.プロフィール写真やメッセージ
プロフィール写真は、必ずフォトスタジオで撮影したものを使用しましょう。
男性会員はフォトスタジオで撮影してくることを嫌がりますが、そんな時は「スナップ写真だと印象が悪くなり、良い条件の女性とお見合いできなくなります」と、伝えてみましょう。
またプロフィールには、会員様からのメッセージを記載できる項目があります。
メッセージ欄が空白だったり、20文字ぐらいしか書いていないのはNGです。
コメント内容を会員様に丸投げするのではなく、内容を考えるのも結婚相談所の仕事です。
どんな内容を書いていいか分からない場合は、他の相談所が書いているプロフィールをマネするのがオススメです。
実際に良縁会が使用しているテンプレートを記載しておきますので、ご自由に使ってください。
【プロフィール参考例】
はじめまして、プロフィールをご覧頂きましてありがとうございます。
【性格】
周りからは〇〇〇性格だと言われます。また好奇心が旺盛な方で、いろいろなものにチャレンジすることも好きです。
【仕事】
〇〇〇関係の企業で〇〇〇をしております。仕事は大変でもありますが、同時にやりがいがあり、とても充実しています。
自分自身のスキルアップのために、〇〇〇も始めようと思っています。
お休みは、〇〇〇となります。ご縁のある方とは積極的にお会い出来たら幸いです。
【休日の過ごし方】
〇〇〇が好きで、行ったことない場所を巡ったり、ご当地の美味しいものを食べに行きます。
最近は〇〇〇も始めました。
【将来】
結婚後は、〇〇〇な夫婦でありたいと思っております。
一緒に〇〇〇したり、2人でしか出来ないことをしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
1-2.お見合い申し込みの返事
会員様にお見合い申し込みがあった場合、「承諾する」「断る」かの返事の期限は2週間です。
しかし、返事はなるべく早く返すようにアドバイスしましょう。
理由は、お見合いを申し込んだ側も、返事までに2週間も待たされてしまうとテンションが下がり熱が冷めてしまいます。
「お見合いの返事」⇒「お見合いの日程調整」⇒「お見合い」までを、スピーディーに決めて行くことは重要かなと思います。
1-3.お見合い前の準備
できればお見合いの前に、会員様と打ち合わせをしましょう。とくに会話のポイントや内容は、アドバイスしてあげた方がいいと思います。
アドバイザーが相手会員役になり、模擬お見合いをサービスとして行っている結婚相談所もあります。
【参考】お見合いでのNG会話集
- 婚活や仕事の愚痴や悪口
- 自慢話
- お見合いの回数
- 相手に対して否定的な言葉
- 結婚観について
●服装●
・男性・・・スーツかジャケット
・女性・・・ワンピースが無難です。露出の多い服装は避けましょう。
男性は服装だけではなく清潔感を出すことも大切です。細かくチェック項目が書いてあるマニュアルを作っている相談所さんもいます。
女性は男性の細かいところまで、チェックしていることをアドバイスしてあげるといいでしょう。
1-4.お見合い
結婚相談所はお見合いに「同席する」のが当たり前ではなく、「同席しない」「紹介だけして帰る引き合わせ」の3パターンあります。
最近では「同席する」結婚相談所は少なくなり「同席しない」「紹介だけして帰る引き合わせ」の2パターンがほとんどです。
お見合い料を設定しない場合、「同席」「引き合わせ」をすることにより交通費でマイナスにならないように注意しましょう。
仲人が同席する場合の注意点
あくまでも主役は会員様です。お見合いの場を盛り上げるのは重要ですが、カウンセラーが質問しぎたり喋りすぎないように注意しましょう。
同席する時間は15分ぐらいを目安に退席しましょう。
※お見合い時のお茶代は、原則男性が出しますので、男性会員に事前にお伝えしておきましょう。
1-5.お見合い後
お見合いの結果を、当日または次の日にお相手の結婚相談所に伝えます。
ここでもスピード感が大切で、お見合い結果の連絡が遅いとお相手の気持ちの熱も冷めてしまいます。
断られて傷つくのが嫌なため、女性から「もう一度、会いたい」とは言って来ません。
男性側は、なるべく早く返事をするようにアドバイスをしましょう。
女性がもう一度会うことを悩んでいるときは、「生理的に嫌じゃないならもう一度会ってみたら」と、背中を押してあげましょう。
結婚相談所の主観で強引に仮交際にすることはNGです。あまりいい結果にならず、あなた自身がトラブルに巻き込まれる可能性があります。
2.仮交際中は交際状況を把握することが大切!
お見合いを突破できたら仮交際というステージなります。
業界用語で「仮交際」と言っていますが、男女が付き合っている訳ではなく「連絡先を交換して、1回デートに行けますよ」ぐらいの関係性です。
ですので、お見合いを突破できたとしても、初デート後に70%は関係が終わってしまいます。
仮交際が続かない最大の原因は「恋愛経験」の少なさです。だからこそ第3者の意見として、カウンセラーのアドバイスが重要になって来ます。
デートを2~3回かさねても、男性のテンションが上がってしまって勢いで告白したけど、女性のテンションがそれほど上がっていないというパターンは結構、多いんです。
この気持ちのすれ違いを無くしてあげることも大切です。
最適なタイミング(失敗しない)で告白ができるように、会員様だけではなくお相手の結婚相談所とも連絡を取り合って、気持ちのすれ違いを確認しましょう。
2-1.成婚までは3カ月をめどに!
結婚相談所業界のルールでは、お見合いをOKした日から3カ月で、「結婚を前提」にお付き合いするかどうか決めないといけません。
※「結婚を前提」とは:結婚を決める訳ではありません。彼氏彼女の関係になると思ってください。
しかし、お互い会う回数が少ないと、3カ月では決められない場合もあります。
成婚しているカップルを見ていると、最低1週間に1回は会っています。また真剣交際(彼氏彼女)の関係になるのも、とにかく早いです。
仮交際になってから、最初の1カ月が正直、勝負かなと思います。お互いここで気持ちが高まって来ないと、次のステージに行くのも大変です。
2-2.連絡のマナー
仮交際中はお相手と頻繁に連絡するように指導しましょう。
また、お相手からの連絡を2~3日放置するのもよくありませんので、なるべく早く返信することを伝えると良いでしょう。
連絡を返さない=気がないと思いってしまいがちですが、そんなことはなく返信の内容に困り、返せずにいたら日にちがたってしまったということも多いです。
変わりに文章を考える、LINE文章代行サービスを行っている結婚相談所もいます。
LINEネタがないという悩みも多いため、LINEに関するサポートは需要が高いです。
2-3.仮交際中の会員アドバイス
・デートスポットやお店のチョイス
男性会員は、デートでどんなお店に連れて行ったらいいのか分からない方が多く、お店選びに失敗して断れるのはよくある話しです。
結婚相談所がデートで使えそうなお店をリサーチして、会員様にアドバイスできるようにしておきましょう。
・デートについて
デート代の割り勘はNGです。真剣交際になるまでは、男性側が支払うようにアドバイスをしましょう。
女性の断られる理由で多いのが、ごちそうになった後に「ごちそうさまです」とお礼を言わなかったり、お会計時に財布を出すそぶりを見せないことです。
細かいことですが、男性は気にする方が多いので、デート前にアドバイスしておくことが重要です。
個人的にデートは、ランチか夕方のカフェデートをオススメしています。
デート代は基本的に男性負担です。夜のデートだと食事代だけで、1万円ぐらいかかります。
毎回男性にデート代を負担させるのは大変ですし、金銭的な理由で同時にたくさんの女性と会えなくなってしまいます。
カフェデートなら2~3千円で済みますし、お店はオシャレなカフェを選べばバッチリです。
3.まとめ カウンセラーは伴走者
ついつい会員様のサポートに熱が入ってしまい、アドバイスのつもりでも説教になってしまっているケースが多く、「こんな条件がいい人なのに、断るなんてもったいない!」など、相手の会員を肯定して、自分の会員を否定するのは絶対にやってはいけません。
カウンセラーは会員様に対して、つい上から目線で話しをしてしまいがちです。大切なのは会員様と同じ目線で婚活をサポートし、いいところは褒めて伸ばすことを意識しましょう。
結婚相談所の開業を決めている方向けの記事です。 必要な資格/加盟する連盟の注意点/開業するなら個人?法人?/開業したら何から始めたらいいの?/集客方法/成功の秘訣/ という内容が書いてあります。記事の最後にオススメの開業方法もありますので、ぜひ最後までご覧ください。