結婚相談所の経営を考えてみよう!
結婚相談所だけではなく他業種も含め、2015年に全国で何社が倒産したか知ってしますか?
8,812件です。個人などを含めるともっとあるかもしれません。
ちなみに8,812件の倒産理由は
倒産する会社の7割が「販売不振」で倒産しています。
結婚相談所を始めてみたが、経営が成り立たないという状態にならない為に、開業前に考えておくべき4つのポイントをご紹介します。
1.獲得したいターゲットを絞る
街中で「お~い」と呼びかけると、たくさんの人が何事かと振り向くはずです。「山田さ~ん」と呼ぶと山田さんが振り向きます。これがターゲットを絞るです。
ターゲットを絞ることを嫌がる人もいますが、それは何故か?
「市場のパイが狭くなる」です。
ではあなたに質問です。
あなたは結婚相談所を探しています。
あなたは40代女性で、40代になってしまったが本当に結婚相手が見つかるのか不安です。
どちらの結婚相談所を選びますか?
1.一般的な結婚相談所で、親身な対応が売り、どの年代も幅広く対応
2.アラフォー女性に特化した結婚相談所。アラフォー女性の成婚率とお見合い率が高い。
確かに市場のパイは小さくなりますが、会員は獲得しやすくなると思います。
大手の結婚相談所ならば、資金力も労力もあるのでいいですが、個人の結婚相談所は大手ほど資金力も労力もありません。
だからこそ大手と同じ土俵で戦ってはいけません。
多くの人に好かれるよりも一人の感動です。
2.業界や市場の現状を嘆く前に売り方を考える!
開業前は競合が多いから、会員を獲得できないのではないか?
実は会員を獲得するに際し、競合数はあまり関係ありません。
何故かというと
20歳~50歳の未婚者男女合わせて約2000万人です。
その内、結婚情報サービスを60万人です。全体の3%しか結婚情報サービスを利用していません。
残り97%の市場が余っていることになります。
(理由は色々ありますが・・・)
売り方を変えるだけで、新しい層のお客さんを獲得できるかもしれません。
●売り方のコツ
1.今までの手段を否定する。
2.新しい提案をする。
売り方の例をご紹介します。
「婚活パーティーなら行くけど、結婚相談所はちょっと・・・」
これは実話です。結構な人が思ってます。
1.いまだに土曜日の夜に、時間とお金を使って、誰が来るかも分からない婚活パーティーなんて行ってるの?
2.結婚相談所なら相手のプロフィールが分かり、家でお相手を探すことが出来るのに。しかも面倒なことは全部、結婚相談所がしてくれるし。もっと時間とお金を有効に使いません?
上記は狙っている客層として、婚活パーティーに行っている中でも、結婚したいけど婚活パーティーでは結果が出ない人向けに伝えています。
お客さんになりえる人は、まだまだたくさんいます。売り方の工夫をしてみて下さい。
3.顧客維持
せっかく獲得したのに、顧客が離れてばかでは大変です。これでは結婚相談所の経営が成り立ちません。
離れたお客さんを取り戻すのには、10倍の費用が必要と言われています。
顧客が離れる時は、成婚した時だけにしたいですね。
顧客維持のコツ
お客さんはあなたのことを2回評価します。
1.入会前
2.入会後
入会後でも求められる商品、サービスの水準は、確実に上がって行きます。
その要求に答えられなければ、お客さん別の結婚相談所に流れたり、婚活を止めてしまいます。
結婚相談所側は、会員数が増えて来ても満足しては行けません。常にサービスの向上を心掛けましょう。
ウォルトディズニーの名言 いくらクリスマスシーズンに人がたくさん来てくれても、満足しちゃいけない。 お客様に対してはいつでも付加価値を与えてあげるんだ。 投資の価値はあるよ。もし人が来なくなってしまったら、また来てもらうには10倍の費用がかかってしまうのだから。 |
4.目的と目標を持つ
目的とは・・・実現しようとして目指す。行動の狙い
目標とは・・・そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。行動を進めるにあたって、実現・達成を目指す水準
違いが分かりにくですね~。
簡単にいうと「目的のために、目標を達成する」と認識すれば分かりやすくなります。
目的を設定することを嫌がる人もいますが、目的は必要です。
今の行動が目的に向かっているかどうか、ご自身で確認する作業が出来ます。