「よし!今日から結婚相談所を始めるぞ!」
「まずは集客だ!」
…でも気づけば、「ホームページを作るお金もない」「広告を出す余裕もない」
そんな不安を抱えたまま、スタートを切った方も多いのではないでしょうか。
実際、ほとんどの相談所オーナーが最初にぶつかる壁が“集客”です。
しかし安心してください。広告費ゼロでも集客に成功している相談所はたくさんあります。
この記事では、開業初期にお金をかけず、地道に信頼を積み上げながら成果を出してきた先輩オーナーたちの実践ノウハウを凝縮。
無料で使える集客ツールの活用法から、SNS・YouTubeの発信術、婚活パーティーやブログでのファンづくりまで、すぐに実践できる「現場目線の方法」を徹底解説します。
無料ブログサービスを活用して「信頼」と「認知」を同時に育てる
広告費をかけられない状態で結婚相談所を立ち上げた場合、まず最初に考えるべきは「どうすれば自分の存在を知ってもらえるか」です。
その最初の一歩として最も効果的なのが、無料で始められるブログサービスの活用です。
無料ブログは“ゼロ円で持てる営業媒体”
ホームページを外注すれば数十万円以上の費用がかかりますが、アメブロやnoteなどの無料ブログなら、今日からすぐに開設できます。
初期費用ゼロで始められるうえ、続けていけばあなたの考えや想いを伝える「営業担当者」のような存在になります。
婚活ジャンルに強いブログサービス
・アメブロ:婚活ジャンルとの相性が非常に高く、特に30〜40代女性への訴求力が強い。デザインが豊富で、感情に訴える文章とも相性抜群。
・note:シンプルで洗練された印象を与えられるため、信頼性を重視する相談所におすすめ。文章中心で、専門的な情報発信にも向いています。
初心者でも扱いやすく、特別な知識がなくても投稿を始められます。重要なのは「更新を止めないこと」。
コツコツと続けることで、あなたの想いやサポート方針が自然と伝わり、ファンが増えていきます。
読まれる記事を書くための3つのポイント
・“悩み解決型”で書く
読者は「自分の悩みを解決してくれる情報」を求めています。
「婚活がうまくいかない女性へ」「初デートで沈黙してしまう人へ」など、相手の状況を具体的に想定して書くことが大切です。
・タイトルにベネフィットを入れる
「初心者でも安心」「うまくいかない原因と対策」など、“読む価値”が伝わるタイトルを意識しましょう。
タイトルの工夫ひとつでクリック率は大きく変わります。
・内容は“体験+アドバイス”で構成する
あなた自身や会員の実体験を交え、「具体的にどうすればいいのか」を書くと信頼感が高まります。
単なる情報ではなく、「リアルな現場の声」を届けることがポイントです。
注意点:無料ブログは“入口”として活用
無料ブログはSEO(検索上位表示)では不利なため、メインの集客拠点は自社HPやLPに置きましょう。
ブログ記事から自然に公式サイトへ誘導できるよう、記事末尾にリンクやLINEボタンを設置しておくことが重要です。
成果が出るまでの目安
実際に成果が出始めるのは、最低でも50〜100記事を超えた頃です。
ただし、日記のような「〇〇へ行きました」「〇〇を食べました」では意味がありません。
「婚活で悩んでいる人の役に立つ情報」に徹することで、確実に信頼を積み上げられます。
無料ブログは、広告費をかけずにあなたの想いを広げられる“最初の営業部隊”です。
最初は反応が少なくても大丈夫。
1本、また1本と記事を積み重ねていくうちに、あなたの考えに共感してくれる読者が必ず現れます。
ブログツールを活用すると、自社サイトで書くより露出が速くなる
なぜ無料ブログのほうが早く人の目に触れやすいのか?
それは、アメブロやnoteなどのブログサービスには、すでに大規模な利用者コミュニティと検索エンジン上での強いドメインパワーがあるからです。
新しく自社サイトを立ち上げた場合、検索エンジンに評価されるまでには時間がかかり、最初の数ヶ月はほとんどアクセスがありません。
一方、ブログサービスはもともとGoogleやYahoo!にインデックスされやすく、記事を投稿した直後から表示される可能性があります。
また、アメブロの「おすすめ記事」「ハッシュタグ検索」など、プラットフォーム内での露出機会も多く、記事を書くだけで新しい読者に発見されやすいのが特徴です。
そのため、開業初期の「まず知ってもらう」段階では、無料ブログツールの活用が圧倒的に効率的なのです。
ブログを使ったSEO集客で“検索から自動的に見込み客を呼び込む”
長期的に安定した集客を実現したいなら、ブログを使ったSEO集客は欠かせません。
ブログは一度書いて終わりではなく、あなたの代わりに365日働き続ける“営業マン”のような存在です。
ただし、やみくもに日記のような記事を書いても効果は出ません。
大切なのは、「検索される記事を書く」こと。
つまり、Googleなどの検索エンジンから流入を狙った、SEO対策を意識した記事づくりです。
具体的には、
・「結婚相談所 ○○市」
・「婚活 疲れた」
・「お見合い 断られる理由」
といった実際に検索されているキーワードを調べ、それを自然にタイトルや見出し、本文に盛り込むことがポイントです。
さらに、検索エンジンに評価されるためには記事の量と質の両立が必要です。
おおよそ100記事を目安に、「読者の悩みを解決するコンテンツ」を積み重ねていくことで、アクセスが安定し、集客が自動化されていきます。
記事構成では、読者の悩み→原因→解決策→相談所のサポート紹介という流れを意識しましょう。
自然に「この相談所なら信頼できる」と感じてもらえる構成が理想です。
ブログは“今すぐ効果が出る施策”ではありませんが、コツコツ積み上げることで、何年もあなたの代わりに集客し続けてくれる“資産”になります。
SNSを使って“認知と信頼”を同時に広げる方法
今の時代、SNSは結婚相談所にとって“無料で使える最強の集客ツール”です。
お金をかけなくても活用次第で、多くの人にあなたの想いや活動を届けることができます。
特に開業初期は「知ってもらうこと」が最優先。SNSはその第一歩として欠かせません。
SNSは「売り込みの場」ではなく「信頼を育てる場」
多くの人が勘違いしがちですが、SNSは商品を売り込む場所ではありません。
本来の目的は、“あなたという人”に興味を持ってもらい、信頼を築くことです。
フォロワーに向けて宣伝ばかり投稿してしまうと、距離を置かれる原因になります。
大切なのは「共感を呼ぶ発信」を通じて、“相談してみたい”と思ってもらうこと。
SNSでは“売る”よりも“伝える”を意識しましょう。
Instagram:世界観と親近感で惹きつける
Instagramは、婚活層と最も親和性の高いSNSです。
特に30代女性は「雰囲気」や「信頼感」で相談所を選ぶ傾向が強く、写真や言葉のトーンが重要になります。
・婚活の成功事例や前向きになれる名言を投稿
・ストーリーズで日常や活動風景を発信し、“人柄”を見せる
・LINE公式アカウントと連携して、相談予約へ自然に誘導
このように「共感 → 信頼 → 行動」の流れを設計することで、Instagramからの集客は一気に加速します。
Facebook:信頼性と実績で安心感を与える
Facebookは30〜50代の利用者が多く、真剣に結婚を考える層に届きやすい媒体です。
婚活イベントの告知や、成婚者の声、代表の想いを丁寧に伝える投稿が効果的。
・「地域で一番誠実なサポートを目指して」など理念発信
・実際の活動レポートや、取材・表彰などの実績紹介
・婚活に前向きになれる“応援メッセージ”の定期投稿
誠実さ・専門性・実績を軸にした発信が、信頼を生む鍵になります。
X(旧Twitter):拡散力で“共感の輪”を広げる
X(旧Twitter)は短文で気軽に投稿できる反面、「共感」が拡散の原動力になります。
たとえば、
・婚活あるある
・一言アドバイス
・成婚に向けたメンタル術
など、“思わずリポストしたくなる”共感ネタがポイント。
また、プロフィール欄には必ずWebサイトやLINEのリンクを設置し、気になった人がすぐ行動できる導線を整えましょう。
SNSの中でもXは“バズ”が起点になりやすく、知名度を一気に上げたい人には最適です。
SNS運用成功のカギ:「目的から逆算する」
SNSは「とにかく毎日投稿する」ことが目的ではありません。
目指すゴールは“フォロワー数”ではなく、“信頼して面談予約してもらうこと”。
そのためには、
1.誰に届けたいのか(ターゲット)
2.何を伝えたいのか(メッセージ)
3.なぜそれを伝えるのか(想い・目的)
この3つを明確にしてから発信を始めましょう。
フォロワー数が少なくても、信頼を得た10人がいれば十分に成果は出ます。
SNSは「拡散」ではなく「信頼構築の延長線上」にある。
信頼が積み重なれば、あなたの投稿は“売り込み”ではなく“感謝される情報”になります。
SNSは「簡単に伸びない」。継続こそ最大の武器
SNSは無料で始められる反面、「投稿すればすぐ反応がある」という世界ではありません。
最初のうちは「誰にも見られていないのでは?」と感じるかもしれませんが、それは誰もが通る道です。
大切なのは、1本1本の投稿を“信頼を積み上げる種まき”と考えること。
コツコツと続けていけば、ある日突然、過去の投稿がきっかけで問い合わせにつながることもあります。
SNSは短期勝負ではなく、継続力が成果を左右する長期戦です。
たとえ1ヶ月で結果が出なくても、3ヶ月、6ヶ月と続けることで“信頼の資産”が育っていきます。
「反応が少なくても続けた人」だけが、最終的に成果を掴む。
SNS運用における最大の武器は、センスではなく“継続する力”です。
YouTubeで“信頼”を築く動画集客法
いまや婚活業界でも、「誰からサポートを受けるか」が選ばれる最大の決め手になっています。
そんな中で、あなたの“人柄・考え方・雰囲気”を最も自然に伝えられるのが、YouTubeです。
開業したばかりでも、動画を通じて信頼を積み重ねれば、広告費ゼロでも見込み客を引き寄せることが可能です。
なぜYouTubeは結婚相談所と相性がいいのか
動画の最大の魅力は、文字では伝わらない“温度感”や“誠実さ”を届けられることです。
文章よりも直感的に「この人に話を聞いてもらいたい」と思わせる力があります。
婚活希望者が相談所を選ぶとき、最も気にするのは“担当者の人柄”です。
だからこそ、あなた自身の声や表情で伝えることが、最大の差別化につながります。
内容は難しく考えなくてOK!身近なテーマから始めよう
最初の動画は、完璧な編集や撮影機材よりも「何を伝えるか」が重要です。
たとえば、以下のような“婚活あるある”や“実体験”を話すだけで十分です。
・婚活がうまくいかない人の共通点
・初デートで好印象を与える会話のコツ
・結婚相談所の正しい選び方
・成婚までのリアルなプロセス
・婚活疲れを感じたときの乗り越え方
こうしたテーマは検索されやすく、共感を得やすい内容です。
カメラの前で話すのが苦手な人は、スライドやナレーション形式でも構いません。
大切なのは「婚活者の悩みを解決する動画」であることです。
動画単体では終わらせない。“導線設計”がカギ
YouTube単体では、視聴者を入会に直結させるのは難しいため、他の媒体との連携が欠かせません。
・動画の概要欄に LINE公式アカウントやブログへのリンク を掲載する
・動画内で「無料相談はこちらから」と声をかける
・コメント欄で質問を受け付け、LINEでのやり取りへつなげる
このように、「動画で信頼 → LINEで接点 → 面談で成約」という流れを設計することで、成果につながりやすくなります。
機材や編集にこだわりすぎない
撮影はスマホ1台でも問題ありません。
照明とマイクを少し工夫するだけで、十分に見やすく聞きやすい動画が作れます。
最初はシンプルでも構いません。重要なのは「続けること」です。
1本目の動画で反応がなくても、5本、10本と続けるうちに、「ずっと見てました」「この人なら信頼できると思いました」という声が必ず届くようになります。
YouTubeは“動画の集客ツール”ではなく、“信頼を可視化するツール”です。
あなたの言葉と表情が、未来の会員さんの心を動かします。
SNSの中で最も効果が高い。しかし“動画制作”は想像以上にパワーがいる
YouTubeはSNSの中でも、信頼構築と集客効果の両方で最も強力なツールです。
ただし、同時に“最も手間がかかる発信方法”でもあります。
なぜなら、動画1本を作るには多くの工程が必要だからです。
テーマを決めてリサーチし、台本を作り、撮影・編集を行い、サムネイルやタイトルまで考える。
このすべてを一人でこなすのは、決して簡単ではありません。
また、動画は「見る人の集中力を奪う情報量」が多いため、構成の工夫や伝え方のスキルも求められます。
単に“話すだけ”では最後まで見てもらえず、興味を持ってもらうストーリー設計が重要です。
しかし、その分リターンも大きいのがYouTubeの強みです。
一度信頼を得た動画は、24時間あなたの代わりに話し続けてくれる営業ツールになります。
1本1本の積み重ねが、将来的には“あなたのブランド資産”として残り続けるのです。
婚活パーティー・合コンを活用した“リアル集客戦略”
オンライン集客が主流の今でも、婚活パーティーや合コンは最も“信頼されやすい集客手段”のひとつです。
直接顔を合わせることで、あなたの人柄や相談所の雰囲気を自然に伝えられるため、開業初期でも強い効果を発揮します。
しかし、いきなり自分で開催しようとすると、集客・準備・運営などの負担が大きく、「思ったより大変だった」と挫折してしまうケースも少なくありません。
ステップ①:まずは“送り込み”で学ぶ
最初から自力で開催せず、先輩相談所が主催するパーティーやイベントに「送り込み」として参加させる形がおすすめです。
自分の会員や知人をイベントに紹介することで、主催者との信頼関係を築きながら運営ノウハウを学べます。
この方法ならリスクが少なく、実際に現場で「どうやって参加者をフォローしているのか」「どんな雰囲気が成約に繋がるのか」をリアルに体験できます。
将来的に自分で開催するときの“成功の型”を掴むことができるでしょう。
ステップ②:「マッチングしなかった方」へのフォローで差をつける
イベント後は、「婚活パーティーでは良い出会いがなかった方」へ丁寧にフォローを入れましょう。
たとえば、
「もっと一人ひとりに合った出会いを探してみませんか?」
と声をかけるだけでも、自然にお見合いや無料カウンセリングへ誘導できます。
パーティーはその場で完結させず、次のステップ(面談・入会)へつなげる導線づくりが最も重要です。
電話やLINEでのアフターフォローを丁寧に行うことで、「あの人は親身だった」と印象づけることができます。
ステップ③:少人数制“合コンスタイル”で心理的ハードルを下げる
近年では、5〜8名程度の少人数で行う“合コン形式”のイベントも人気です。
「友人を誘って参加できる」「気軽に話せる」という点から参加ハードルが低く、初めて婚活を考える層の入り口にもなります。
特に地方エリアでは、“堅苦しくない出会い”を求める人が多く、自然な交流の場から会員獲得につながるケースも増えています。
成功のポイント:イベントを“入会導線”として設計する
パーティーや合コンは“開催すること”が目的ではありません。
本来の目的は、「信頼を築き、入会へ導くこと」です。
・イベント後にフォローできる仕組みを作る
・参加者リストを整理し、次回案内や個別相談へ誘導
・主催者・協力者との関係を長期的に築く
これらを意識することで、イベントは単なる「集まり」から「成果につながる集客チャネル」へと進化します。
婚活パーティーは、“出会いの場”でありながら、あなたの相談所を知ってもらう最高のプレゼンの場。
リアルな信頼を生むこの戦略を、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。
集客しやすいのは“合コン形式”。友人を誘えることでハードルが下がる
婚活パーティーの中でも、特に集客がしやすいのは“合コン形式”のイベントです。
なぜなら、合コンは「一人で参加する」よりも「友人と一緒に参加できる」ため、心理的ハードルが圧倒的に低いからです。
従来の婚活パーティーは“真剣な出会い”を求めるイメージが強く、参加に勇気が必要な人も多くいます。
しかし合コン形式であれば、“ちょっと楽しそう”“気軽に話せそう”という印象になり、声をかけやすくなるのです。
また、参加者が友人を連れてくることで、自然に紹介の連鎖が生まれ、自力で集客する負担が減ります。
主催者がゼロから集客する必要がなく、参加者同士のつながりを活かして人が集まる“拡張性のある仕組み”になります。
さらに、合コンはカジュアルな雰囲気の中で会話が弾みやすく、参加者があなたの人柄や雰囲気を直接感じ取れる場にもなります。
ここで信頼を得られれば、イベント終了後に「もっと真剣に婚活してみたい」という自然な流れで、入会相談へとつながります。
「堅苦しくない」「誘いやすい」「拡散しやすい」これらの条件を満たす合コン形式は、開業初期の相談所にとって最も現実的で成果の出やすい集客手段です。
紹介と口コミを活かした“信頼で広がる集客戦略”
数ある集客方法の中で、最も成約率が高いのが「紹介」や「口コミ」です。
広告やSNSよりも、実際に体験した人の声ほど説得力のあるものはありません。
特に結婚相談所のように“信頼”が重視される業界では、紹介は最も強力な営業手段になります。
成婚者の「リアルな声」が次の会員を呼ぶ
成婚者が「この相談所にして本当に良かった」と心から感じたとき、その喜びは自然と周囲へ伝わります。
特に女性は、「自分が成功した方法を友人にも教えてあげたい」という心理が働きやすく、これが口コミによる集客の原動力となります。
また、成婚者本人だけでなく、親御さんからの紹介も非常に有効です。
成婚の報告時やお祝いのやりとりをきっかけに、「うちの娘のように幸せになってほしい人がいる」と別の方を紹介してもらえるケースも少なくありません。
このような“感謝と信頼のつながり”を広げるためには、成婚者との関係を終わらせず、定期的に近況を聞いたり、感謝を伝えたりすることが大切です。
「卒業した後も気にかけてくれる相談所」という印象が、紹介を生む土台になります。
知人・友人への紹介にも“プロ意識”を持つ
「友人に営業するのは気が引ける」と感じる人も多いかもしれません。
しかし、あなたが提供しているのは“営業”ではなく“人生を変えるサポート”です。
適正な料金で誠実に対応することは、プロとしての責任でもあります。
むしろ、知人だからこそあなたの人柄や誠実さが伝わりやすく、「身近に信頼できる相談所があるなら相談してみよう」と思ってもらえる可能性が高いのです。
紹介を自然に増やす仕組みを作る
紹介を促すために、ちょっとした特典や仕掛けを用意するのも効果的です。
・成婚者が紹介してくれた場合は「Amazonギフト券」や「紹介特典」をプレゼント
・成婚体験談を書いてくれた方には「入会金割引」などのキャンペーンを実施
・相談所ニュースレターやLINEで「ご紹介キャンペーン開催中!」と告知
このように“気軽に紹介できる雰囲気”をつくることで、会員や知人が「誰かを紹介してみよう」と思いやすくなります。
紹介・口コミは、広告では得られない“信頼の連鎖”を生みます。
感謝を忘れず、関係を育てていくことで、あなたの相談所は“信頼から選ばれるブランド”へと成長していきます。
問い合わせ後の“後追い戦略”で成約率を最大化する
せっかく問い合わせをもらっても、その後フォローをせずに終わってしまう相談所が驚くほど多くあります。
しかし、問い合わせをしてくれた時点で、その方はすでに「結婚に前向きな見込み客」です。
たとえその場で入会に至らなかったとしても、関係を丁寧に育てれば後日入会につながる可能性は十分にあります。
だからこそ、「一度の問い合わせで終わらせない」フォロー体制が重要です。
メール・LINEを使って“忘れられない存在”になる
問い合わせ後は、メールマガジンやLINE公式アカウントを活用し、婚活に役立つ情報を定期的に届けましょう。
・「婚活がうまくいく人の共通点」
・「お見合い前に気をつけたいポイント」
・「成婚者の体験談」
このようなコンテンツを通して、読者が“また読みたい”と思える関係を築くことが大切です。
ブログ更新やイベント案内をシェアするのも効果的です。
ポイントは、「タイミングよく」「相手に合わせて」「しつこすぎず」。
フォローは営業ではなく、「あなたのことを本気で応援しています」というメッセージの延長として届けましょう。
見込み客リストの管理が成約を左右する
後追いを効果的に行うには、見込み客リストの管理が欠かせません。
LINE登録者、問い合わせフォームの相談者、イベント参加者などを一元的にまとめ、「誰が、いつ、どんな内容で興味を持ったのか」を把握しておくことで、最適なフォローができます。
リストが整理されていれば、たとえば:
・1週間後:お礼+参考記事を送る
・1ヶ月後:婚活コラムや成功事例を共有
・3ヶ月後:セミナーや相談会の案内
というように、段階に応じた後追いシナリオを設計でき、自然なタイミングで再接触が可能になります。
「一度問い合わせたけどそのまま…」という人が、半年後に再び入会を決めるケースは珍しくありません。
すべての人が“今すぐ入会”するわけではない
問い合わせをくれた人の中には、今すぐ行動したい人もいれば、「もう少し考えたい」「タイミングを見てから決めたい」という人もいます。
重要なのは、“今はまだ”という段階の人を切り捨てないこと。
時間が経ち、気持ちが整理されたときに、あなたの相談所を思い出してもらえるように、定期的な発信やメッセージで関係を維持しておくことが、長期的な成約率を大きく左右します。
フォローを続ける人には、遅れてチャンスがやってきます。
「後追い」は営業ではなく、“ご縁を育てる継続的なコミュニケーション”です。
まとめ 集客成功のカギは「継続」と「改善」
最後にお伝えしたいのは、集客は一発の成功で決まるものではなく、日々の積み重ねの結果だということです。
無料ブログ、SNS、YouTube、婚活パーティー、紹介、どれもすぐに成果が出るわけではありません。
しかし、一つひとつを丁寧に続け、少しずつ改善を重ねていくことで、あなたの相談所は確実に知られるようになり、信頼が育ち、問い合わせが増えていきます。
集客は短距離走ではなく、マラソンのようなものです。
一気に結果を出そうとするのではなく、地道に一歩ずつ前へ進むことが何より大切です。
小さな努力の積み重ねが、やがて大きな成果となって返ってきます。
もし思うように結果が出ないときは、「才能がないから」ではなく「改善の余地があるから」です。
PDCAサイクル(Plan→Do→Check→Action)を回しながら、挑戦と修正を繰り返してください。
その姿勢こそが、長く愛される相談所を育てる原動力になります。
「どうせやっても無理」と諦めるのではなく、「だからこそ、やり続ける」。
その積み重ねが、必ずあなたの未来を変えていきます。
あなたの結婚相談所にしかない価値を、必要としている人は必ずいます。
焦らず、誠実に、諦めず。今日からまた一歩ずつ、信頼と成果を積み上げていきましょう。