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  • 結婚相談所の開業で失敗する8つの原因|成功する人との違いとは?

    2024.09.17 / 2026.08.26 更新

    • 結婚相談所の運営ノウハウ

    「人の幸せに関われる仕事がしたい」
    「初期費用が少なく、始めやすそう」

    そんな理由から、結婚相談所の開業を考える方は少なくありません。

    実際、副業やセカンドキャリアとして注目されているのも事実です。

    しかしその一方で、開業から1年も経たずに静かにやめてしまう相談所が多いことは、あまり知られていません。

    大きな失敗をしたわけではなく、ただ「思っていたより厳しかった」という理由で続けられなくなるケースがほとんどです。

    なぜ、結婚相談所の開業は失敗に終わりやすいのでしょうか。

    それは才能や努力の問題ではなく、始める前に知らずに進んでしまう現実があるからです。

    この記事では、「結婚相談所 開業失敗」と検索している方に向けて、多くの人がつまずくポイントや、開業後に感じやすいギャップを正直にお伝えします。

    後悔しない選択をするための判断材料として、ぜひ最後までご覧ください。

    失敗① 開業すれば自然に会員が集まると思っている

    結婚相談所を開業するとき、最初に捨ててほしいのが、「開業すれば自然に会員が集まる」という考え方です。

    結婚したい人はたくさんいますし、婚活に悩んでいる人も少なくありません。

    そのため、「結婚に困っている人がいるのだから、相談所を始めれば一定数は問い合わせが来るだろう」と考えてしまいがちです。

    しかし、実際には結婚相談所を開業しただけでは、ほとんど誰にも存在を知ってもらえません。

    お店を出せば通行人に見つけてもらえる飲食店などとは違い、結婚相談所は自分から情報を発信し、見込み客との接点を作る必要があります。

    特に開業したばかりの相談所には、知名度も実績も口コミもありません。

    その状態から最初の会員を獲得するためには、「どうやって自分の相談所を知ってもらうのか」まで考えて開業することが重要です。

    連盟は集客してくれない

    結婚相談所を開業する際、多くの方がIBJや良縁会などの結婚相談所連盟への加盟を検討します。

    ここで勘違いしてはいけないのが、連盟に加盟することと、自分の相談所にお客様が集まることは別の話だということです。

    連盟に加盟する大きな目的は、自社会員に紹介できるお相手のデータベースや、お見合いを行うための仕組みなどを利用することです。

    つまり、会員を獲得した「後」のサービス提供には非常に重要ですが、加盟しただけで自分の相談所に次々と入会希望者が紹介されるわけではありません。

    そのため、「大きな連盟に加盟すれば安心」「会員数の多い連盟なら自分の相談所にもお客様が来る」と考えて開業すると、想像とのギャップが生まれます。

    連盟選びはもちろん重要ですが、それとは別に、自分の相談所の会員は自分で集めるという意識を持っておきましょう。

    ホームページを作っただけでは集客できない

    開業時にホームページを作る方も多いと思います。

    ホームページは相談所の信頼性を高めたり、サービスや料金を説明したりするうえで重要です。しかし、ホームページを公開しただけで問い合わせが来るわけではありません。

    これは、誰もいない場所に立派なお店を建てるのと同じです。

    どれだけデザインがきれいでも、そもそもホームページを見に来る人がいなければ問い合わせは発生しません。

    SEOで検索結果からアクセスを集めるのか、InstagramやYouTubeなどのSNSから誘導するのか、Googleマップを活用するのか、広告を出すのか。ホームページを作るのであれば、「どうやってホームページまで来てもらうのか」までセットで考える必要があります。

    また、ホームページの内容も重要です。

    「親身にサポートします」「成婚まで寄り添います」といった言葉だけでは、他の結婚相談所との違いが伝わりません。

    誰を対象とした相談所なのか、どんな悩みを解決できるのか、この相談所を利用するとどんな未来を目指せるのか。

    そこまで伝えて、初めて問い合わせを検討してもらえます。

    口コミだけに期待してはいけない

    「最初の数人をサポートすれば、あとは口コミや紹介で広がっていくのでは?」と考える方もいます。

    もちろん、結婚相談所にとって口コミや紹介は非常に重要です。

    実際に良いサービスを提供し、成婚者が増えてくれば、紹介から新しい会員を獲得できる可能性もあります。

    しかし、開業直後から口コミだけを集客の中心にするのは難しいと考えてください。

    そもそも開業したばかりでは、口コミを書いてくれる会員自体がほとんどいません。

    さらに婚活は非常にプライベートなテーマです。

    飲食店のように「このお店よかったよ」と気軽に友人へ勧められるサービスとも少し性質が違います。

    だからこそ、口コミは「発生したらありがたい集客」くらいからスタートし、自分から新しい見込み客を獲得する仕組みを別に持っておく必要があります。

    結婚相談所の開業で重要なのは、「良い相談所を作れば人が集まる」と考えないことです。

    失敗② 開業後すぐに売上が立つ前提で資金計画を立てる

    結婚相談所を開業するときに注意したいのが、「開業すれば数か月以内に会員が集まり、ある程度の売上が立つだろう」という前提で資金計画を立ててしまうことです。

    結婚相談所は、店舗や大量の在庫を必要としないため、比較的少ない資金でも始められるビジネスです。

    しかし、初期費用が少ないことと、すぐに利益が出ることは別の話です。

    開業直後は知名度も実績もなく、ホームページやSNSを始めても、すぐに問い合わせが増えるとは限りません。

    最初の数か月はほとんど売上が立たない可能性も考えておいた方がいいでしょう。

    それにもかかわらず、「毎月3人くらい入会するだろう」「半年後にはこのくらいの会員数になるだろう」と、順調に会員が増える前提だけで資金計画を立ててしまうと、想定より集客に時間がかかったときに苦しくなります。

    開業前の収支計画では、順調にいった場合ではなく、売上が少ない状態が続いた場合でも事業を継続できるかを考えることが重要です。

    半年程度は売上が少なくても続けられる準備をする

    結婚相談所を開業するのであれば、少なくとも半年程度は思ったように売上が立たなくても、事業を続けられる状態を作っておくことをおすすめします。

    ここで考える必要があるのは、結婚相談所の運営費だけではありません。

    独立して本業として始めるのであれば、その間の生活費も必要です。

    売上が立たなくても、連盟の月会費やシステム利用料、ホームページの維持費、通信費、広告費などは発生します。

    さらに本業を辞めて独立していれば、生活費も事業から捻出しなければなりません。

    そのため、「開業資金を用意できたから大丈夫」ではなく、開業後に売上が少ない期間をどれだけ耐えられるのかまで考えて資金を準備する必要があります。

    資金に余裕がなくなると、「早く契約を取らなければ」という焦りも生まれます。

    本来なら時間をかけて育てるべきSNSやSEOを途中でやめてしまったり、効果を十分に検証しないまま広告を止めたりと、短期的な結果ばかりを求めるようになることもあります。

    資金の余裕は、単に事業を続けるためだけではなく、冷静に集客を改善していくための時間を買うという意味でも重要です。

    最初から固定費を増やしすぎない

    開業当初は、できるだけ固定費を抑えることも大切です。

    「せっかく独立するのだから」と事務所を借り、高額なホームページを作り、複数のサービスを契約し、広告にも大きなお金を使ってしまうと、会員がゼロでも毎月まとまった支出が発生します。

    結婚相談所は、自宅でも開業できます。

    面談もオンラインやカフェなどを活用できるため、最初から店舗を構えなければ成立しないビジネスではありません。

    ホームページや広告についても同じです。

    お金をかけること自体が悪いわけではありませんが、「何にお金を使えば集客につながるのか」が分からない段階で、大きな固定費を抱えることには注意が必要です。

    まずは小さく始め、実際に運営しながら必要なところへ投資していく方が、開業時のリスクを抑えられます。

    不安なら副業から始める選択肢もある

    結婚相談所を開業するからといって、必ず会社を辞めて独立しなければならないわけではありません。

    資金面に不安があるのであれば、最初は副業として結婚相談所を始める方法もあります。

    本業からの収入があれば、開業直後に会員が集まらなくても生活に大きな影響が出にくくなります。

    また、「今月契約を取らなければ生活できない」という状況を避けられるため、焦らず集客方法を試すこともできます。

    SNSを育てる、ブログを書く、広告を試す、無料相談の内容を改善する。こうしたことを繰り返しながら、少しずつ自分なりの集客方法を確立していきます。

    そして、結婚相談所から安定して売上が立つようになってから、本業として独立することもできます。

    結婚相談所は比較的低コストで始められるからこそ、最初から大きなリスクを取る必要はありません。

    失敗③ 結果が出ない期間に耐えられずやめてしまう

    結婚相談所の開業で失敗する原因の一つが、結果が出る前にやめてしまうことです。

    開業したばかりの頃は、思っている以上に反応がありません。

    ホームページを作ってもアクセスが増えない。Instagramを始めてもフォロワーが増えない。

    ブログを書いても検索されない。広告を出して問い合わせが入っても、なかなか入会までつながらない。

    こうした状態が数か月続けば、「自分には向いていないのではないか」「結婚相談所なんて開業しなければよかった」と考えてしまうのも無理はありません。

    しかし、ここで知っておいてほしいのが、ほとんどの人が結果が出ない時期にやめていくということです。

    逆に考えれば、結果が出ない時期でも改善しながら続けられるだけで、ライバルは勝手に減っていきます。

    多くの人は結果が出る前にやめてしまう

    これは結婚相談所に限った話ではありません。

    Instagramを始めても、最初の数十投稿で反応がなければやめる。

    ブログを始めても、数か月アクセスが増えなければ更新しなくなる。

    YouTubeを始めても、再生されなければ動画を作らなくなる。

    新しい集客方法が注目されると多くの人が参入しますが、半年、1年と続けられる人は少なくなっていきます。

    結婚相談所の経営も同じです。

    最初は「絶対に成功させる」と思って開業しても、問い合わせが来ない、会員が増えない、思ったほど稼げないという期間が続けば、少しずつ行動量が落ちていきます。

    最初は週3回更新していたSNSが週1回になり、やがて月1回になる。

    ブログも更新しなくなる。
    セミナーにも参加しなくなる。
    そして最後には、相談所自体をほとんど動かさなくなってしまいます。

    だからこそ、継続できること自体が一つの競争力になります。

    ただ続けるだけではなく改善しながら続ける

    ただし、勘違いしてはいけないのが、同じことを何年も続ければ成功するという意味ではありません。

    問い合わせが来ていないのであれば、何か原因があります。

    ターゲットが間違っているのかもしれません。
    ホームページの内容が弱いのかもしれません。
    SNSの投稿が見込み客に届いていないのかもしれません。

    問い合わせは来ているのに入会されないのであれば、面談や料金プランに問題がある可能性もあります。

    結果が出なかったときに必要なのは、「やっぱりダメだった」とやめることではなく、「なぜ結果が出なかったのか」を考えて次の方法を試すことです。

    投稿する。反応を見る。改善する。

    広告を出す。数字を見る。改善する。

    面談する。成約できなかった理由を考える。改善する。

    この繰り返しによって、少しずつ自分の相談所に合った集客方法や営業方法が見つかっていきます。

    続けているだけでライバルが減っていく

    結婚相談所を開業すると、最初は周りにたくさんのライバルがいるように見えるかもしれません。

    しかし、本当に競争しなければならないのは、何年も継続して集客やサービス改善を続けている相談所です。

    開業しただけで満足してしまう人、思ったより問い合わせが来なくて止まる人、SNSを数か月でやめる人、結果が出ないから別のビジネスへ移る人もいます。

    そうした人たちは、時間が経つにつれて自然と競争相手ではなくなっていきます。

    つまり、最初から特別な才能がなくても、やめずに改善を続けているだけで、少しずつ競争相手は減っていくということです。

    開業直後から成功している相談所と自分を比べる必要はありません。

    最初の目標は、大きく稼ぐことではなく、まず事業を続けること。

    そして、小さな失敗から学びながら昨日より少しずつ改善していくことです。

    結婚相談所の開業では、最初から正解を知っている人よりも、結果が出ない時期を乗り越え、改善を続けられる人の方が最終的に強くなります。

    「続けるだけで勝てる」とまでは言いません。

    しかし、多くの人が途中でやめていく世界では、続けながら改善できること自体が、大きな武器になると考えてください。

    失敗④ 集客方法を決めずに開業する

    結婚相談所を開業するとき、多くの方が最初に考えるのが「どの連盟に加盟するか」「料金プランをどうするか」「ホームページをどうするか」といったことです。

    もちろん、どれも大切です。

    しかし、それ以上に開業前から考えてほしいのが、「どうやって最初の会員を集めるのか」です。

    極端に言えば、私は連盟を決める前に集客方法を考えるくらい重要だと思っています。

    どれだけ会員数の多い連盟に加盟しても、充実したサポートを用意しても、自分の相談所に入会してくれる人を集められなければ経営は成り立ちません。

    ところが、開業準備ではサービスを提供するための準備ばかりに目が向き、集客については「開業してから考えよう」と後回しにしてしまうケースがあります。

    これが大きな失敗につながります。

    「開業してから集客を考える」では遅い

    結婚相談所の集客方法には、さまざまな選択肢があります。

    Googleなどの検索からホームページへ集めるSEO、InstagramやYouTubeなどのSNS、地域で検索されたときに見つけてもらうGoogleマップ、費用をかけて短期間でアクセスを集めるWeb広告、知人や既存会員からの紹介などです。

    問題は、どの方法も始めた瞬間に結果が出るとは限らないことです。

    特にSEOやSNSは、ある程度の時間が必要です。

    例えば、結婚相談所を開業した日にInstagramを始めても、その時点ではフォロワーがほとんどいません。ブログを始めても、すぐにGoogle検索の上位に表示されるとは限りません。

    その状態で「来月から会員を増やしたい」と思っても、集客するための土台がまだできていないのです。

    だからこそ、可能であれば開業前から集客を始めることをおすすめします。

    Instagramを始める。
    YouTubeに動画を投稿する。
    婚活に関する記事を書く。
    地域で知ってもらうための活動をする。

    まだ相談所を開業していなくても、情報発信はできます。

    開業するときに初めて集客をスタートするのではなく、開業した時点ですでに見込み客との接点がある状態を作れれば、その後の経営はかなり楽になります。

    集客方法は一つに絞る必要はない

    「InstagramとSEOならどちらがいいですか?」と考える方もいると思いますが、必ずしも一つだけに絞る必要はありません。

    むしろ、最終的には複数の集客経路を持っていた方が経営は安定します。

    例えば、Instagramで自分を知ってもらい、Googleで相談所名を検索してホームページを確認してもらう。

    その後、LINEに登録してもらい、無料相談につなげるという流れも考えられます。

    YouTubeを見た人がホームページを訪れることもあれば、Googleマップで相談所を見つけた人がInstagramを確認することもあります。

    現在の集客では、ユーザーが一つの媒体だけを見て問い合わせるとは限りません。

    そのため、それぞれを別々の集客方法として考えるのではなく、複数の媒体をつなげて問い合わせまでの導線を作るという考え方も重要です。

    ただし、開業したばかりの一人相談所が、最初からすべてを本格的に運用するのは現実的ではありません。

    まずは自分が得意な方法や続けやすい方法を中心に始め、少しずつ集客経路を増やしていく方がいいでしょう。

    自分に合った集客方法を選ぶ

    集客方法を選ぶときに大切なのは、「今流行っているから」という理由だけで決めないことです。

    文章を書くのが得意なら、SEOとの相性がいいかもしれません。

    人前で話すことに抵抗がなく、動画制作にも興味があるなら、InstagramのリールやYouTubeも選択肢になります。

    反対に、動画が苦手な人が「これからは動画の時代だから」と無理にYouTubeだけに集中しても、続かなければ意味がありません。

    また、集めたいお客様によっても適した集客方法は変わります。

    自分の得意なこと、ターゲット、予算、使える時間などを考えながら、「自分は何を使って会員を獲得するのか」を開業前に決めておきましょう。

    集客できるかどうかが経営を大きく左右する

    結婚相談所を開業すると、カウンセリングやお見合いのサポートが仕事の中心になると思うかもしれません。

    もちろん、会員が入会した後はそれらが重要になります。

    しかし、経営者として考えれば、その前にお客様を集めなければ仕事自体が発生しません。

    そのため開業当初は、想像している以上に多くの時間を集客に使うことになります。

    「良いカウンセラーになれば成功できる」と「結婚相談所経営で成功できる」は、同じではありません。

    良いサービスを提供する力と、そのサービスを必要としている人に見つけてもらう力。

    この両方が必要です。

    だからこそ、結婚相談所を開業すると決めたら、連盟や料金プランを考えるのと同時に、「最初の10人の会員を、どこから集めるのか」まで考えてみてください。

    この質問に答えられないのであれば、まだ集客計画が十分ではない可能性があります。

    開業してから「お客様が来ない」と悩むのではなく、開業前から集客の仕組みを作っておくことが、結婚相談所開業の失敗を防ぐ大きなポイントになります。

    失敗⑤ ターゲットを決めずに開業する

    結婚相談所を開業するときに、「できるだけ多くの人に利用してもらいたい」と考えるのは自然なことです。

    その結果、「20代から50代まで対応」「男性も女性も歓迎」「初婚・再婚どちらもサポート」と、誰でも利用できる結婚相談所を作ってしまうことがあります。

    もちろん、実際に入会できる対象を広くすること自体は問題ありません。

    しかし、集客まで「誰でも歓迎」にしてしまうと、逆に誰にも刺さらない相談所になりやすいので注意が必要です。

    例えば、ホームページに「一人ひとりに寄り添った婚活をサポートします」と書いてあっても、多くの結婚相談所が同じようなことを言っています。

    それよりも、「恋愛経験が少なく、女性との会話に自信がない男性の婚活をサポート」と書かれていた方が、その悩みを抱えている人は「自分のための相談所かもしれない」と感じやすくなります。

    結婚相談所のターゲット設定とは、単純にお客様を減らすことではありません。

    「この相談所は自分の悩みを分かってくれそう」と感じてもらうために、誰に向けて発信するのかを明確にすることです。

    「年代」「性別」だけではターゲットを絞ったことにならない

    ターゲットを決めるというと、「30代女性専門」「40代男性専門」のように、年代や性別で絞ることを考える方も多いと思います。

    もちろん、それも一つの方法です。

    しかし、私はそれだけでは不十分だと考えています。

    同じ35歳の女性でも、婚活で抱えている悩みはまったく違うからです。

    恋愛経験がほとんどなく男性との接し方に悩んでいる人もいれば、マッチングアプリでは出会えるものの結婚につながらない人もいます。

    仕事が忙しく婚活する時間がない人もいれば、希望条件に合う男性となかなか出会えない人もいます。

    年齢と性別が同じでも、求めているサポートは違います。

    だからこそ、ターゲットを考えるときは、「何歳の男性・女性を集めるか」だけではなく、「どんな悩みを抱えている人を助けるのか」まで考えることが重要です。

    例えば「30代女性の婚活」よりも、「マッチングアプリを続けても結婚につながらない30代女性」とした方が、悩みが具体的になります。

    「40代男性専門」より、「恋愛経験が少なく、女性との会話やデートに自信がない40代男性」とした方が、必要なサービスも見えてきます。

    悩みまで明確になれば、結婚相談所として何を提供すればいいのかも考えやすくなります。

    自分に都合のいいターゲットを作らない

    もう一つ注意してほしいのが、現実にはほとんど存在しない理想のお客様を、自分の頭の中だけで作ってしまうことです。

    ターゲット設定をしていると、得てして自分にとって都合のいい人物像を作ってしまいます。

    例えば、「年収が高く、料金にはこだわらず、高額なサポートにもお金を払ってくれる40代男性」などです。

    確かに、そのような人がたくさんいれば経営する側としては理想的です。

    しかし、その人たちが本当に結婚相談所を必要としているのか、実際にその料金を払ってくれるのか、その地域にどのくらいいるのかは別問題です。

    「こんなお客様に来てほしい」と「実際にそのようなお客様がいる」は違います。

    ターゲットは想像だけで作るのではなく、実際の市場を見ながら考える必要があります。

    実際に存在する悩みからターゲットを考える

    おすすめなのは、人物像を細かく作り込むことより、実際に存在する悩みを探すことです。

    Googleでどのような婚活の悩みが検索されているのか、SNSではどんな投稿に反応が集まっているのか、Yahoo!知恵袋などではどのような相談が投稿されているのか。

    すでに結婚相談所を運営しているのであれば、実際の問い合わせや無料相談で何度も聞かれる悩みも重要なヒントになります。

    同じ悩みを抱えている人が多いのであれば、そこにはニーズがある可能性があります。

    前述した「自分が提供したいサービスを作ってしまう」という失敗ともつながりますが、ターゲットについても自分の想像から作るのではなく、市場から探すという考え方が重要です。

    ターゲットが決まると集客もサービスも決めやすくなる

    ターゲットを明確にするメリットは、ホームページのキャッチコピーを作りやすくなることだけではありません。

    Instagramで何を投稿するのか、ブログでどんな記事を書くのか、どんな広告を出すのか、どんな料金プランを作るのか、どこまでサポートするのかといった、経営のさまざまな部分が決めやすくなります。

    例えば、「恋愛経験が少なく、女性とのコミュニケーションに自信がない男性」をターゲットにするのであれば、Instagramでは会話、LINE、デート、服装などについて発信できます。

    サービスにも、お見合い紹介だけではなく、服装のアドバイスやデート前の相談などを組み込めるかもしれません。

    このように、「誰を集めるか」ではなく、「どんな悩みを解決する相談所にするのか」というところまで考えることが重要です。

    結婚相談所を開業するなら、最初から「30代女性専門」のような表面的なターゲット設定だけで終わらせないでください。

    実際に存在する悩みを見つけ、その悩みを持っている人に選ばれる相談所を作る。

    この順番で考えると、集客からサービス設計まで一貫した結婚相談所を作りやすくなります。

    失敗⑥ 自分が提供したいサービスを作ってしまう

    結婚相談所を開業するときに注意したいのが、自分が「良い」と思ったサービスと、お客様が「欲しい」と思うサービスは必ずしも同じではないということです。

    開業準備をしていると、「こんなサービスがあったら面白そう」「他の相談所がやっていないから差別化できそう」と、さまざまなアイデアが浮かんできます。

    もちろん、新しいサービスを考えること自体は悪くありません。

    ただ、少し厳しい言い方をすると、自分一人で考えた新しいサービスは、実際にはそれほどニーズがないことも多いと考えておいた方がいいでしょう。

    他の結婚相談所がやっていないサービスだからといって、そこにビジネスチャンスがあるとは限りません。

    誰もやっていない理由が、「まだ誰も気づいていないから」ではなく、単純に「お客様がお金を払ってまで欲しいと思っていないから」という可能性もあります。

    「自分がやりたいこと」からサービスを考えない

    例えば、自分がファッションに詳しいから、婚活ファッションのサポートを充実させたいと考えたとします。

    しかし、ターゲットとなるお客様が最も困っていることが「異性とのコミュニケーション」だったとしたら、そこに大きなズレが生まれます。

    自分としては非常に良いサービスを提供しているつもりでも、お客様からすれば「そこまで必要としていないサービス」かもしれません。

    これは料金プランについても同じです。

    「これだけサポートするのだから30万円でも安い」と提供する側が思っていても、お客様がその価値を感じなければ契約にはつながりません。

    反対に、「最低限のサポートでいいから料金を安くしてほしい」という人が多い市場であれば、シンプルな低価格プランを用意することが差別化になる可能性もあります。

    重要なのは、提供者側の価値観ではなく、お客様が何に困り、何にならお金を払うのかです。

    ターゲットから逆算してサービスを作る

    そのため、サービスを作る前に決めておきたいのが「誰をお客様にするのか」です。

    例えば、恋愛経験が少ない30代男性をターゲットにするのであれば、お見合い相手を紹介するだけでは十分ではないかもしれません。

    プロフィール写真、服装、女性との会話、LINE、デートプランなど、「どうすればいいのか分からない」という部分までサポートしてほしいというニーズが考えられます。

    一方、再婚希望者をターゲットにするのであれば、子どもがいる場合の婚活や再婚相手との関係など、求められるサポートは変わってきます。

    つまり、

    ターゲットを決める → 悩みを知る → 必要なサポートを考える → 料金プランを作る

    という順番で考えることが重要です。

    最初に「こんな結婚相談所を作りたい」とサービスを決め、後からそれを買ってくれる人を探すのではありません。

    最初から完成形を作ろうとしない

    開業前に完璧なサービスを作ろうとする必要もありません。

    むしろ、実際にお客様と接する前からすべてを決めてしまう方が危険です。

    無料相談や入会面談をしていくと、「こんなサポートはありますか?」「ここまで相談できますか?」といった声が出てきます。

    こうした実際のお客様の声は、新しいサービスを考えるうえで非常に価値のある情報です。

    問い合わせは多いのに契約されないのであれば料金やサービス内容に問題があるのかもしれません。

    特定の相談が何度も出てくるのであれば、それを新しいサポートプランとして商品化できる可能性もあります。

    自分の頭の中だけで考えるのではなく、実際のお客様の反応を見ながらサービスを改善していくことが大切です。

    結婚相談所を開業すると、「他にはない画期的なサービスを作らなければ」と考えてしまうかもしれません。

    しかし、最初から奇抜なサービスを作る必要はありません。

    すでに存在するニーズに対して、自分ならどのような価値を加えられるのか。

    そこから考えた方が、実際にお金を払ってもらえるサービスを作りやすくなります。

    「自分がやりたいこと」ではなく、「お客様が求めていること」から逆算する。

    これはサービス内容だけでなく、ターゲット設定、料金プラン、集客方法まで、結婚相談所経営全体に共通する重要な考え方です。

    失敗⑦ 勉強ばかりして行動しない

    結婚相談所を開業する前に、婚活業界や集客、カウンセリングについて勉強することは大切です。

    しかし、注意してほしいのが、勉強すること自体が目的になってしまうことです。

    「もう少し知識を身につけてから始めよう」「SNSについて勉強してから投稿しよう」「ホームページを完璧にしてから集客しよう」と準備を続けているうちに、いつまで経っても行動できなくなる人がいます。

    本人としては開業に向けて努力しているため、なかなか自分では気づきません。

    しかし、経営という視点で考えると、100時間勉強しても、実際に集客活動をしなければお客様は一人も増えません。

    知識を増やすことと、売上を作るために行動することは別です。

    正解を見つけてから動こうとしない

    特に開業前は、「失敗したくない」という気持ちが強くなります。

    どの連盟がいいのか。ホームページはどう作るべきなのか。

    InstagramとYouTubeならどちらをやるべきなのか。

    料金はいくらにすればいいのか。

    調べれば調べるほど、さまざまな意見が出てきます。

    そして、「もう少し調べれば正解が見つかるのではないか」と考えてしまいます。

    しかし、結婚相談所経営には、すべての人に当てはまる正解があるわけではありません。

    例えば、Instagramで成功している相談所がある一方で、SEOから問い合わせを獲得している相談所もあります。

    紹介中心で集客しているところもあれば、広告を使っているところもあります。

    ターゲットや地域、予算、本人の得意分野によって、効果的な方法は変わります。

    そのため、ある程度まで調べたら、実際にやってみて、自分の相談所に合っているかを確認するしかありません。

    経営は「やってみないと分からない」ことが多い

    例えば、「Instagramから集客しよう」と決めたとします。

    Instagramについて何か月も勉強するより、まず投稿してみた方が早く分かることがあります。

    実際にリールを投稿すれば、再生されるテーマとされないテーマが見えてきます。

    プロフィールまで来てくれる人が少なければ、投稿内容や導線を改善できます。

    フォロワーは増えるのに問い合わせがなければ、集めているターゲットが違う可能性もあります。

    こうしたことは、本やセミナーだけでは分かりません。

    実際に行動したからこそ手に入る情報です。

    料金プランについても同じです。

    自分では「この料金なら契約してもらえる」と思っていても、実際に面談すると高いと言われるかもしれません。

    逆に、料金ではなくサポート内容が契約されない原因だったと分かることもあります。

    最初から完璧な答えを出すのではなく、実際のお客様の反応を見ながら改善していく方が現実的です。

    勉強するならすぐに一つ実践する

    もちろん、「勉強する必要がない」という意味ではありません。

    重要なのは、インプットだけで終わらせないことです。

    SNS集客について学んだのであれば、実際に投稿してみる。
    面談方法を学んだのであれば、次の面談で試してみる。
    SEOについて学んだのであれば、記事を一本書いてみる。

    学んだことを実践し、その結果を見て、また勉強する。

    この繰り返しが重要です。

    開業前にすべてを完璧に準備しようとすると、いつまで経っても準備が終わりません。

    むしろ、最初は60点でもいいので動き始め、実際の反応を見ながら80点、90点へ改善していくくらいの考え方を持った方がいいでしょう。

    結婚相談所経営で結果を出すために必要なのは、誰よりも知識を持っていることではありません。

    学んだことを実際に試し、失敗したら原因を考え、また次の方法を試す。

    その回数を増やすことです。

    勉強してから行動するのではなく、行動しながら勉強する。

    この考え方を持てるかどうかで、開業後の成長スピードは大きく変わってきます。

    失敗⑧ 営業・セールスを避けてしまう

    結婚相談所を開業する方の中には、「営業が苦手」「人に売り込むのが嫌い」という方も少なくありません。

    むしろ、「人の役に立ちたい」「婚活をサポートしたい」という気持ちから開業する方ほど、営業やセールスに抵抗を感じることがあります。

    しかし、結婚相談所を経営する以上、営業を完全に避けることはできません。

    どれだけ親身に相談できても、どれだけ素晴らしいサービスを用意しても、入会してもらえなければ売上にはなりません。

    そして、ここで勘違いしてほしくないのが、営業とは無理やり契約させることではないということです。

    「説明するだけ」で終わってはいけない

    結婚相談所の無料相談では、サービス内容や料金を説明して終わってしまう方がいます。

    「入会金は○万円です」「月会費は○円です」「このようなサポートがあります」と一通り説明し、最後に「よかったら検討してください」と伝える。

    一見すると丁寧な対応ですが、これでは単なるサービス説明になってしまいます。

    無料相談に来た人が本当に知りたいのは、料金やシステムだけではありません。

    「自分は本当に結婚できるのか」「今まで婚活がうまくいかなかったけれど大丈夫なのか」「この相談所なら自分の悩みを解決できるのか」といったことに不安を抱えています。

    だからこそ、最初に相手の話をしっかり聞く必要があります。

    今までどんな婚活をしてきたのか。なぜうまくいかなかったと思っているのか。どんな結婚をしたいのか。何に一番困っているのか。

    その悩みを理解したうえで、「その悩みなら、私たちはこういうサポートができます」と提案する。

    これが結婚相談所に必要な営業だと思います。

    売り込まないことが親切とは限らない

    「強く勧めたら嫌われるのではないか」と考え、入会を勧めること自体を避けてしまう方もいます。

    もちろん、必要のない人に無理やり契約を迫る必要はありません。

    しかし、相手が本当に婚活に悩んでいて、自分の相談所でその悩みを解決できる可能性があるのであれば、きちんと入会を提案することもカウンセラーの仕事です。

    例えば、無料相談で「今の婚活方法では同じことを繰り返してしまう可能性があります。

    私ならこういうサポートができます。一緒に婚活を始めてみませんか」と伝えることは、押し売りではありません。

    相手にとって必要な選択肢を提示しているだけです。

    むしろ、「営業だと思われたくない」という自分側の都合で何も提案せず、相手にすべて判断を委ねてしまう方が問題になることもあります。

    集客できても成約できなければ経営は成り立たない

    結婚相談所の経営では、集客ばかりに目が向きがちです。

    Instagramを伸ばす、SEOでアクセスを増やす、広告を出す。これらはもちろん重要です。

    しかし、問い合わせを10件、20件と獲得できても、誰も入会しなければ売上はゼロです。

    反対に、問い合わせ数がそれほど多くなくても、無料相談から高い割合で入会につなげられれば、経営は大きく変わります。

    つまり、結婚相談所の売上を考えるうえでは、「何件問い合わせを獲得するか」と同じくらい「その問い合わせを何件入会につなげられるか」が重要なのです。

    無料相談をしたら、何人が入会したのか。

    入会しなかった場合は、なぜ契約にならなかったのか。

    料金が問題だったのか、サービス内容が伝わらなかったのか、そもそも集めているターゲットが違ったのか。

    こうしたことを振り返り、無料相談の内容も改善していく必要があります。

    営業が苦手なら「売る」のではなく「悩みを解決する」と考える

    営業が苦手な方ほど、「契約を取らなければ」と考えすぎない方がいいと思います。

    結婚相談所の営業で重要なのは、商品を売りつけることではありません。

    相手の悩みを聞き、その悩みを解決する方法として自分のサービスを提案することです。

    そして、相手に必要なければ契約してもらわなくて構いません。

    この考え方であれば、営業に対する抵抗もかなり小さくなるはずです。

    結婚相談所は「良い人」であるだけでは経営できません。

    親身なカウンセラーであることと、必要な人に自分のサービスをきちんと提案できること。その両方が必要です。

    「売り込みたくないから営業しない」のではなく、「必要な人には自信を持って提案する」。

    この姿勢を持てるかどうかも、結婚相談所を開業して成功するための重要なポイントです。

    まとめ

    結婚相談所は、比較的少ない資金から始められ、特別な店舗を持たなくても開業できるビジネスです。

    しかし、開業しやすいことと、成功しやすいことは別です。

    連盟に加盟しただけでは会員は集まりませんし、ホームページを作っただけでも問い合わせは来ません。

    誰を集めるのかを決め、集客方法を考え、必要としているサービスを作り、問い合わせがあれば入会につなげる。

    そのすべてが経営には必要です。

    最初から完璧にできる必要はありません。

    むしろ、実際にやってみなければ分からないことの方が多いでしょう。

    大切なのは、小さく始めて、行動し、失敗したら改善すること。

    そして結果が出る前にやめないことです。

    結婚相談所を開業したいと思っているのであれば、「失敗したらどうしよう」と考えて動けなくなる必要はありません。

    今回紹介した失敗例を知っているだけでも、避けられる失敗はたくさんあります。

    まずは大きなリスクを取らず、自分にできるところから始めてみてください。

    開業することがゴールではありません。

    開業後も改善を続けられる人が、少しずつ成功に近づいていきます。

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