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  • 広告なしでも会員は集まる?結婚相談所の開業初期を支える紹介営業の始め方

    2025.09.17 / 2026.09.14 更新

    • 結婚相談所の運営ノウハウ

    結婚相談所の開業を考えたとき、多くの方が最初につまずくのが「本当に会員を集められるのか?」という不安です。

    広告費をかけ続けなければ集客できないのではないか。
    SNSが得意でないと厳しいのではないか。

    開業しても、誰にも知られないまま終わってしまうのではないか。

    こうした不安から、「興味はあるけれど、一歩が踏み出せない」「できればリスクを抑えて始めたい」と感じている方は少なくありません。

    実際、広告やSNSは有効な手段ではありますが、開業直後から安定した成果を出すには、時間もコストもかかるのが現実です。

    そこで、開業初期の集客を支える“現実的な選択肢”として重要になるのが「紹介営業」です。

    紹介営業は、広告費をほとんどかけずに始められ、しかも「信頼」を前提とした見込み客と出会えるため、リスクを抑えてスタートしたい開業者にとって非常に相性の良い集客方法です。

    ただし、紹介は「待っていれば自然に出るもの」ではありません。

    意識的に仕組みを作り、正しい順番で積み上げていく必要があります。

    この記事では

    ・なぜ紹介営業が開業初期に向いているのか
    ・誰からの紹介を最優先すべきなのか
    ・不安を抱えたままでも始められる考え方

    これらを、実際の現場経験をもとに解説していきます。

    結婚相談所の紹介営業とは?

    結婚相談所の紹介営業とは、広告やSNSだけに頼らず、人とのつながりを通して入会希望者を紹介してもらう集客方法です。

    飛び込み営業や強引な勧誘をすることではありません。

    自分が結婚相談所を運営していることを周囲に知ってもらい、婚活で悩んでいる人がいたときに思い出してもらうことが基本です。

    結婚相談所の紹介営業には、大きく分けて「知人からの紹介」と「成婚者からの紹介」があります。

    開業直後は、まだ成婚者がいないため、家族や友人、元同僚、取引先などの知人に開業したことを伝えます。

    その場ですぐに紹介が出なくても、後日、身近な人から婚活の相談を受けたときに、相談所のことを思い出してもらえる可能性があります。

    相談所を運営して成婚者が増えてくると、実際にサービスを利用した元会員からの紹介も期待できるようになります。

    成婚者は、自分が受けたサポートや婚活中の経験を具体的に伝えられるため、紹介された人も相談所へ安心して相談しやすくなります。

    つまり、開業初期は知人からの紹介を中心に相談所の存在を広め、成婚実績ができた後は、成婚者との信頼関係を次の紹介につなげていく流れです。

    ただし、紹介は強くお願いすれば生まれるものではありません。

    紹介する側が「この相談所なら、大切な人を安心して任せられる」と感じて、初めて成り立ちます。

    目先の入会だけを求めず、日頃から誠実な対応を積み重ねることが、紹介営業の土台になります。

    結婚相談所が紹介営業に取り組むメリット

    紹介営業の大きなメリットは、広告費を抑えながら、信頼を前提とした見込み客と出会えることです。

    インターネット広告は、費用をかけても必ず入会につながるとは限りません。

    一方、紹介営業では、実際に入会が決まった場合にのみ紹介料を支払う仕組みにできます。

    先に多額の広告費を投じる必要がないため、開業初期でも取り組みやすい集客方法です。

    紹介者の信頼が相談への不安を軽くする

    結婚相談所への入会を考えていても、知らない相談所へいきなり問い合わせることに抵抗を感じる人は少なくありません。

    知人や成婚者からの紹介であれば、紹介者の信頼が相談所への安心感につながります。

    担当者の人柄や対応について事前に聞けるため、ホームページや広告だけで知った場合よりも、相談への心理的なハードルが下がりやすくなります。

    相談所側にとっても、紹介者を通して担当者の考え方や人柄が伝わるため、初回相談の段階から話を進めやすいというメリットがあります。

    紹介料は設定したほうが紹介につながりやすい

    知人や成婚者へ紹介をお願いする場合は、入会につながったときの紹介料を設定しておく方法があります。

    紹介料がなくても協力してくれる人はいますが、先輩相談所の事例では、紹介料を支払っていた相談所のほうが紹介につながる割合が高く、特に3万円以上に設定したケースで紹介が生まれやすい傾向が見られました。

    ただし、3万円という金額が、すべての相談所に適しているわけではありません。

    入会時に受け取る料金が低い相談所では、紹介料を高く設定すると利益がほとんど残らない可能性があります。

    入会金や初期サポート費、集客に使える予算などを踏まえ、紹介を受けても利益を確保できる料金設計にすることが大切です。

    入会時だけ支払う成果報酬型にできる

    紹介料は、紹介された時点ではなく、実際に入会契約が成立し、入金を確認した時点で支払う仕組みにできます。

    広告のように、成果が出る前から費用が発生するものではありません。

    入会につながった場合にだけ支払うため、無駄な広告費が発生しにくく、開業者にとってリスクを抑えやすい集客方法といえます。

    ただし、紹介料を設定すれば、すぐに紹介が増えるとは限りません。

    紹介者の周囲に婚活を考えている人がいなければ、紹介は発生しないからです。

    紹介営業は、紹介料だけで人を動かす仕組みではありません。

    日頃から信頼関係を築き、「この相談所なら安心して紹介できる」と感じてもらったうえで、紹介してくれた人へ適切に還元することが重要です。

    一番、紹介が生まれやすいのは「成婚者」

    結婚相談所における紹介営業で、最も成果につながりやすい存在は、広告でもSNSでもなく、実際に成婚した会員です。

    成婚者は「この相談所に入った結果、結婚できた」という事実そのものを体験しており、その経験は第三者にとって非常に強い説得力を持ちます。

    結婚相談所への入会を検討している人の多くは、「本当に結婚できるのか」「自分にも成果が出るのか」という不安を抱えています。

    ホームページや広告は、その不安に対して理屈や情報で説明することはできますが、最終的な安心感を与えるのは簡単ではありません。

    一方で、成婚者の「私はここで結婚できた」という一言は、その不安をほぼ一瞬で解消します。

    特に、友人や職場の同僚、昔からの知人といった身近な関係性の中で語られる体験談は、売り込みの匂いがなく、自然に受け入れられやすいのが特徴です。

    「最初は不安だったけど、ちゃんとサポートしてもらえたよ」
    「思い切って入ってみて良かった」

    こうした言葉は、どれだけ巧妙に作られた広告文よりも強く相手の心に残ります。

    なぜなら、そこには商品を売ろうとする意図がなく、純粋な体験の共有があるからです。

    つまり成婚者とは、広告費をかけずに相談所の価値を伝えてくれる、非常に効率の良い存在です。

    だからこそ、紹介営業を考える際には「どうやって広告を出すか」ではなく、「成婚者とどう関係を続けていくか」という視点が欠かせません。

     

    経営の視点で見ると、成婚はゴールではありません。

    むしろ、そこから先に紹介が生まれる可能性が広がっていくという意味で、成婚はスタート地点だと捉える必要があります。

    その中でも特に紹介につながりやすいのは「女性成婚者」

    成婚者の中でも、実際に紹介につながる割合が高いのは女性成婚者です。

    これは感覚的な話ではなく、現場で多くの相談所が共通して感じている傾向です。

    女性は日常的に、恋愛や結婚、将来について友人同士で話す文化を持っています。

    近況報告や雑談の延長で、「どうやって結婚したのか」「婚活はどうだったのか」といった話題が自然に出やすく、その流れの中で結婚相談所の話が登場することも珍しくありません。

    「実は私、結婚相談所に入って結婚したんだ」

    この一言は、同年代や似た境遇にいる友人にとって非常に大きな影響力を持ちます。

    特に、婚活がうまくいかず悩んでいる人や、結婚相談所に興味はあるものの不安が強い人にとっては、自分と同じ立場だった人の成功体験ほど信頼できる情報はありません。

    広告やネットの口コミよりも、「知っている人のリアルな話」が背中を押す決定打になります。

    また、女性同士の口コミは感情が伴いやすく、「この人が言うなら間違いない」という信頼関係の上で伝わるため、入会への心理的ハードルを大きく下げる効果があります。

    一方で、男性は婚活していたことや結婚相談所を利用していた事実を、積極的に周囲に話したがらない傾向があります。

    プライドや恥ずかしさが先に立ち、たとえ満足していたとしても、自分から他人に勧める行動にはつながりにくいのが現実です。

    もちろん男性から紹介が出るケースもありますが、再現性という点では高くありません。

    限られた時間と労力で成果を出す必要がある開業初期においては、紹介が生まれやすい層に集中する判断が重要になります。

    リスクを抑えて集客を進めたいのであれば、「誰に紹介を期待するか」を最初に見極めることが欠かせません。

    女性成婚者との関係づくりに力を注ぐことは、開業初期の不安を現実的に解消する、極めて合理的な選択と言えます。

    男性はほとんど紹介が出ない

    結婚相談所の現場において、男性会員からの紹介はほぼ期待できないと考えて問題ありません。

    これは努力不足や関係性の問題ではなく、男性特有の心理構造によるものです。

    多くの男性は、婚活していたことや結婚相談所を利用していた事実を、できるだけ周囲に知られたくないと感じています。

    「相談所に頼らなければ結婚できなかったと思われたくない」
    「婚活していたことを話すのは少し恥ずかしい」

    こうした感情が無意識のうちに働き、紹介行動にブレーキをかけます。

    たとえ本人が相談所のサポートに満足していたとしても、その体験を自分から他人に勧めるケースは多くありません。

    結果として、男性からの紹介は単発的で、再現性が低いものになりがちです。

    もちろん、中には積極的に紹介してくれる男性も存在します。

    ただし、それはあくまで例外的なケースであり、経営戦略として前提にすべきものではありません。

    開業初期は、時間も労力も限られています。

    その中で成果を最大化するためには、「紹介が出にくい層」に過剰な期待や投資をする必要はありません。

    男性に対しては、「成婚後に口コミをしてもらえたらラッキー」くらいの距離感で十分です。

    それよりも、実際に紹介につながりやすい女性成婚者や成婚カップルとの関係づくりに注力するほうが、はるかに現実的で効率的な判断と言えます。

    成婚後も自然な関係を続けることが紹介につながる

    成婚者から紹介を出してもらうために最も重要なのは、成婚をゴールとして捉えないことです。

    結婚相談所経営においては、「成婚=関係の終了」ではなく、「成婚=新しい関係の始まり」と考える視点が欠かせません。

    成婚退会後も、相談所側から自然な形で関係を続けていくことが大切です。

    一定期間が経ったタイミングで近況を聞く連絡を入れたり、人生の節目に一言メッセージを送ったりするだけでも、印象は大きく変わります。

    こうしたやり取りを重ねることで、成婚者の中に

    「この相談所には本当にお世話になった」
    「誰かが困っていたら、紹介してあげたい」

    という気持ちが自然と芽生えていきます。

    重要なのは、紹介を目的にした露骨なアプローチをしないことです。

    あくまで「人としての関係」を続けることが結果的に紹介につながります。

    成婚者との食事やお祝いに多少の費用がかかることもあるでしょう。

    しかしそれは無駄な出費ではなく、広告費の代わりと考えるべき投資です。

    仮にランチを一度ご馳走しただけで、その後に新しい入会者が一人でも生まれれば、その費用対効果は非常に高いと言えます。

    チラシや広告に何万円もかけるより、はるかに確実で信頼性の高い集客方法です。

    紹介が生まれやすくなるタイミングの考え方

    紹介をお願いする際に意識すべきなのは、数を打つことよりも「タイミング」です。

    人は感情が動いている瞬間ほど、誰かの役に立ちたい、良い情報を伝えたいという気持ちが高まります。

    そのため、何でもない日常の中で突然紹介の話を切り出すよりも、人生の節目やお祝いの場面を選ぶほうが、自然に受け入れてもらいやすくなります。

    成婚直後は、相談所への感謝の気持ちが最も強く残っている時期です。

    このタイミングでは、紹介の話をしても違和感を持たれにくく、前向きに受け止めてもらえる可能性が高くなります。

    結婚式や新居への引っ越しなど、幸せを実感している場面でも同様です。

    自分が幸せを感じているとき、人は「同じように幸せになりたい人」を自然と思い浮かべるようになります。

    また、子どもが生まれたときや家族に関するイベントがあったときは、周囲から結婚や家庭についての相談を受けやすくなります。

    その流れの中で、結婚相談所の話題が出ることも少なくありません。

    年末年始や誕生日といった節目も、普段は連絡を取らない相手と自然に近況報告ができる貴重な機会です。

    こうしたタイミングを活かすことで、無理なく紹介の話題につなげることができます。

    大切なのは、紹介を強引にお願いすることではありません。

    相手の人生の節目を一緒に喜び、その流れの中で軽く相談所の話を添えることです。

    人が幸せを感じている瞬間には、「誰かにもこの良さを教えてあげたい」という気持ちが自然と生まれます。

    その心理を理解して動くことが、紹介営業を成功させる最大のポイントです。

    成婚者がいない開業初期は知人からの紹介を増やす

    結婚相談所を開業した直後は、成婚者が一人もいない状態が当たり前です。

    そのため、この時期に「紹介が出ない」と悩む必要はありません。

    むしろ、出ないのが正常だと理解しておくことが重要です。

    成婚者がいない段階で必要になるのは、仕組みやテクニックではなく、圧倒的な行動量です。

    紹介営業は、センスや話術で生まれるものではなく、確率の世界だからです。

    まずやるべきことは、「自分が結婚相談所を開業した」という事実を、できる限り多くの人に知ってもらうことです。

    友人や親戚、過去の職場の同僚、取引先、地域の知り合いなど、関係性の深さを問わず、順番に伝えていきます。

    ここで多くの人が勘違いしがちなのが、「100人くらいに話せば、誰か紹介してくれるだろう」という感覚です。

    現実には、100人や200人程度に伝えたところで、紹介はほとんど生まれません。

    なぜなら、紹介は「誰かが結婚したいと思っているタイミング」にしか発生しないからです。

    話を聞いてくれた相手が、たとえ好意的だったとしても、その周囲に婚活を考えている人がいなければ、紹介は出ません。

    だからこそ、紹介営業は数の理論で考える必要があります。

    最低でも1,000人規模に存在を伝えて、ようやく「結婚を考えている人が身近にいる人」に当たる確率が上がってきます。

    この数字は決して大げさではなく、実際に紹介で成果を出している相談所が通ってきた現実的なラインです。

    裏を返せば、1,000人に伝えれば必ず紹介が出るという保証はありませんが、そこまで動かなければ、ほぼ何も起きないということでもあります。

    そのため開業初期は、結果を急がず、淡々と「伝える数」を積み上げる意識が欠かせません。

    一人ひとりの反応に一喜一憂するのではなく、「今日は何人に伝えられたか」という視点で行動を評価することが大切です。

    伝え方は特別な営業トークである必要はありません。

    「実は結婚相談所を始めたんだ」
    「もし周りで結婚を考えている人がいたら、思い出してもらえると嬉しい」

    この程度で十分です。

    加えて、オンライン・オフラインを問わず、使える手段はすべて使っていく姿勢が重要になります。

    SNSで日常的に発信しながら、リアルの場では名刺交換や地域の集まりに顔を出し、親しい人には直接声をかける。

    一つの方法に頼らず、全方位的に存在を認知してもらうことが、開業当初の紹介営業では欠かせません。

    この時期は、「集客がうまくいっていない」のではなく、「まだ確率が回り始めていない」だけです。

    数を打ち続けていれば、ある日突然、思いもよらないところから紹介が生まれます。

    成婚者がいない開業初期は、焦らず、落ち込まず、数を積み上げることそのものが、将来の安定集客につながる投資だと理解して行動することが、最短ルートになります。

    押し売りにならない紹介の頼み方と伝え方

    紹介営業では、その場で入会者を見つけようとしないことが大切です。

    「結婚相談所を始めたSHOPなので、誰か紹介してください」と突然お願いすると、相手は人を探す役割を押し付けられたように感じてしまいます。

    まずは近況報告の延長で、「実は結婚相談所を始めました」と伝えるだけでも十分です。

    そのうえで、「もし周りに婚活で悩んでいる方がいたら、相談だけでも受けていると伝えてもらえるとうれしいです」と添えれば、相手へ強い負担をかけません。

    紹介営業の目的は、その場で誰かの名前を出してもらうことではありません。

    「身近に結婚相談所を運営している人がいる」と覚えてもらい、後から婚活中の人と出会ったときに思い出してもらうことです。

    相手が断りやすい伝え方を意識する

    押し売りに見せないためには、相手が断れる余白を残す必要があります。

    「誰かいませんか」と繰り返し聞くのではなく、「今すぐ思い当たらなくても大丈夫です」「婚活で困っている方がいたときに思い出してもらえれば十分です」と伝えましょう。

    また、本人の許可を得ずに連絡先を教えてもらうのではなく、まずは紹介者から本人へ相談所の情報を渡してもらう形が安心です。

    本人が興味を持った場合に、自分の意思で問い合わせてもらうことで、最初から警戒されるのを防げます。

    名刺かパンフレットは必ず用意する

    紹介をお願いすると、相手からは「どんな相談所なの?」「料金はいくら?」「どんな人を紹介すればいいの?」といったことを必ず聞かれます。

    その場ですべて口頭で説明しても、相手が正確に覚えて、婚活中の人へ伝えるのは難しいでしょう。

    そのため、相談所名、担当者名、連絡先、ホームページなどを掲載した名刺か、サービス内容を簡潔にまとめたパンフレットを用意しておく必要があります。

    特に大切なのは、紹介者が自分で詳しく説明しなくても済む状態を作ることです。

    名刺やパンフレットを本人へ渡すだけで、相談所の特徴や問い合わせ方法が伝わるようにしておけば、紹介する側の負担を減らせます。

    名刺やパンフレットには、相談所の対象地域やサポート内容、無料相談を受け付けていることなどを分かりやすく記載しましょう。

    情報を詰め込みすぎるよりも、「誰が運営しているのか」「どのような相談ができるのか」「どこから問い合わせるのか」が伝わることが重要です。

    紹介料についても明確に伝える

    紹介料を用意している場合は、紹介をお願いする際に金額と支払条件も伝えておきましょう。

    「ご紹介いただいた方が入会された場合は、紹介料として3万円をお支払いしています」と具体的に伝えることで、相手も仕組みを理解しやすくなります。

    ただし、紹介料を前面に出しすぎると、お金のために誰かを勧誘してほしいように聞こえる可能性があります。

    まずは婚活で悩んでいる人の相談に乗りたいという目的を伝え、その後に感謝の形として紹介料を用意していると説明するのが自然です。

    紹介料がある場合でも、無理に人を探してもらう必要はありません。

    「該当する方がいたときだけで構いません」と添え、相手の人間関係に負担をかけないようにしましょう。

    紹介営業は、話術で相手を動かす方法ではありません。

    相談所の存在を知ってもらい、紹介しやすい資料と仕組みを整えたうえで、必要な人が現れるまで信頼関係を続けることが大切です。

    紹介営業の成功事例|開業1年で会員数42名を獲得

    実際に、紹介営業を軸に据えることで、開業からわずか1年で会員数42名を獲得した結婚相談所があります。

    この相談所が特別な広告戦略やSNS運用を行っていたわけではありません。

    開業当初は当然ながら成婚者が一人もおらず、紹介の中心は友人や知人、過去の仕事関係者といった身近な人たちでした。

    それでも「最初から成果が出るとは思わない」という前提で、とにかく数多くの人に声をかけ続けたことが結果につながりました。

    この相談所が意識していたのは、一度の声掛けで紹介が出ることを期待しない姿勢です。

    紹介営業は即効性のあるものではなく、確率を高めるための積み重ねだと割り切って行動していました。

    実際には、100人以上に開業したことを伝えた中で、「知り合いが婚活に悩んでいる」「ちょうど結婚を考えている友人がいる」といった形で、少しずつ紹介が生まれていきました。

    最初からまとまった人数が入会したわけではなく、単発の紹介が時間をかけて積み上がっていったのです。

    その結果、開業から1年後には会員数が42名に到達し、相談所経営として安定した基盤を築くことができました。

    特別な才能や人脈があったわけではなく、「数を打ち続けたこと」そのものが成果を生んだ事例と言えます。

    ただし、この成功事例から見落としてはいけない点があります。

    それは、紹介には必ず「運の要素」が含まれているということです。

    同じように声をかけても、相手の周囲に婚活を考えている人がいなければ、紹介は生まれません。

    一方で、タイミングよく結婚を意識している人が身近にいれば、思いがけず複数名の入会につながることもあります。

    つまり紹介営業とは、努力によって確率を高めながら、運が巡ってくるのを待つ活動です。

    だからこそ、結果が出ない期間があっても焦らず、存在を知ってもらう行動を続けることが重要になります。

    実際、開業1年目で大きく会員数を伸ばしている相談所の多くは、派手なSNS運用ではなく、このような地道な紹介営業を軸に成果を積み上げています。

    紹介営業だけに依存せず集客の柱を増やす

    紹介営業は、広告費を抑えながら会員を獲得できる、結婚相談所と相性のよい集客方法です。

    しかし、紹介だけで会員を永遠に増やし続けるのは難しいのが現実です。

    知人の数には限りがあり、成婚者が増えても、その周囲に婚活中の人がいるとは限りません。

    一時的に紹介が続いても、ある時期から新しい相談が減る可能性があります。

    そのため、開業初期は紹介営業を中心に会員を集めながら、どこかのタイミングで広告やSNS、ブログ、ホームページなど、別の集客方法も取り入れる必要があります。

    ただし、最初からすべての方法に取り組む必要はありません。

    紹介による入会が増え、ある程度の売上や成婚実績ができてから、次の集客へ資金と時間を使う方法もあります。

    紹介営業で経営の土台を作り、その後に広告などを加えて新しい層へ相談所を知ってもらう。

    この流れを作ることで、紹介が少ない時期にも問い合わせを確保しやすくなります。

    紹介営業は、開業初期を支える重要な集客方法です。

    しかし、それだけを唯一の集客手段にするのではなく、事業の成長に合わせて集客の柱を増やしていくことが、会員を継続的に獲得するために必要です。

    まとめ

    紹介営業は、結婚相談所にとって最も低リスクで、長期的に安定しやすい集客手段です。

    特に紹介が生まれやすいのは成婚者であり、その中でも女性成婚者との関係づくりが成果を左右します。

    一方で男性からの紹介は再現性が低いため、経営資源は女性成婚者や成婚カップルへのフォローに寄せたほうが効率的です。

    開業直後は成婚者がいないので、紹介がゼロでも当然であり、この時期は「数の理論」で認知を広げることが最優先になります。

    焦らず、成婚者フォローと行動量の両輪で回すことで、時間差で紹介が動き始め、やがて自然に相談が入る状態に近づいていきます。

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