今回は「結婚相談所と婚活アプリ、どっちにすべきか迷っている方」に向けて、私自身のリアルな経験をもとに詳しくお話しします。
婚活を始めると、「まずはアプリから?それとも最初から相談所?」と悩む方が本当に多いですよね。
結論から言えば、“どちらを選ぶか”で婚活のスピードも結果も大きく変わります。
私はアプリ婚活を8年間、結婚相談所での活動を3年間経験しました。
どちらも徹底的にやってみた結果、見えてきたのは「アプリは気軽さ、相談所は確実性」という明確な違い。
この記事では、その違いを“データ”と“体験”の両方から解説します。
結婚相談所とマッチングアプリの根本的な違い

登録している人の年齢層と目的の違い
婚活アプリの利用者は20代が中心。
特に大学生・社会人1〜3年目の若年層が多く、登録理由も「まずは恋人がほしい」「いい人がいたら付き合いたい」といった軽めのものが大半です。
アプリによっては30代・再婚向けなどターゲットを絞っているものもありますが、全体の印象としては“恋愛中心”です。
女性無料・男性月額3,000〜4,000円という手軽さが魅力ですが、その反面“気軽に出入りできる”環境が生み出す問題もあります。
例えば、プロフィール上では真剣交際を望んでいるように見えても、実際には「まだ結婚は先」「遊び目的」といったケースが少なくありません。
一方、結婚相談所に登録する人は、最初から“結婚を前提にした出会い”を求めています。
入会時には独身証明書などの公的書類を提出する必要があり、結婚に対して責任感のある人しか登録できません。
年齢層は30代が最も多く、次いで20代後半・40代前半と続きます。
男女ともに「1年以内に結婚したい」「今度こそ真剣なパートナーを見つけたい」と考える人が中心です。
最近では、アプリ婚活で疲れた20代後半の女性が早めに相談所へ移行するケースも増えています。
「遊び目的の人に時間を使うくらいなら、最初から本気の人と出会いたい」という考え方が一般的になってきたからです。
つまり、アプリは“恋人探し”、相談所は“結婚相手探し”。
同じ“出会い”でも、目的の深さがまったく違います。
もしあなたが30代を過ぎ、結婚を現実的に考え始めているなら、相談所のほうが圧倒的に効率的です。
私自身、20代ではアプリで出会いに困りませんでしたが、30代になって明らかに状況が変わりました。
マッチング率は激減し、届く「いいね」の数も半分以下。
「結婚を考えているなら、アプリでは時間がかかる」と痛感しました。
年収・信頼性の違い
婚活アプリでは、年収欄は自己申告制。
つまり、証明書を提出しなくても自由に「年収800万円」と書けてしまうのです。
実際に会ってみると「全然違った」「聞いていた職業じゃなかった」という話はよく聞きます。
一方、結婚相談所では源泉徴収票・確定申告書の提出が義務付けられています。
登録者全員が“証明された年収”を提示しているため、信頼度は格段に高いです。
また、相談所の利用者は30〜40代が中心なので、自然と平均年収も上がります。
たとえば、アプリの男性平均年収は300万円台ですが、結婚相談所では400〜500万円台が中心。
さらに公務員、士業、医師、会社経営者などの安定職・高所得層も多く登録しています。
「年収だけがすべてではない」とはいえ、結婚生活を考える上で“現実的な安心感”は無視できません。
私の体験では、アプリで「年収800万円」と言っていた人が実際には400万円ほどだったこともありました。
一方で、相談所で出会った方は、どの方もプロフィール通りで、安心して信頼関係を築くことができました。
「プロフィールに嘘がない」という安心感は、婚活を続ける上で大きな支えになります。
見た目や性格の傾向
「結婚相談所の人は見た目が地味」「アプリの方が華やか」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし実際には、相談所にも清潔感があり魅力的な方が多く登録しています。
特に最近は、プロのカメラマンが撮影した“お見合い写真”が主流で、印象がとても良いです。
男性はスーツ姿、女性はワンピースなど上品な服装で撮影されるため、誠実で信頼感のある印象を与えます。
一方、アプリでは自然体のスナップや旅行写真など“日常の雰囲気”が伝わる写真が多く、自由さが魅力です。
ただし、加工アプリやフィルターを多用している人も多く、実際に会うと「写真と違う」と感じるケースもあります。
性格面では、アプリ利用者は「トークが軽快でノリの良い人」が多く、恋愛を楽しむ傾向が強いです。
逆に結婚相談所の会員は「落ち着いた性格」「誠実」「聞き上手」なタイプが多く、穏やかで安心できる人が目立ちます。
恋愛のドキドキ感や勢いを求めるならアプリが向いていますが、穏やかで長く続く結婚生活を望むなら、相談所の会員層が圧倒的にマッチします。
よくある誤解:結婚相談所=モテない人の集まり?
「結婚相談所に入るのはモテない人ばかり」というイメージを持っている方は少なくありません。
しかし、それはまったくの誤解です。
実際に活動してみると、登録者の多くは「出会いの機会が少ないだけで、性格も見た目もごく普通の人」です。
中には、仕事が忙しくて恋愛の時間を取れなかった人や、転勤・地方勤務などで自然な出会いのチャンスがなかった人もたくさんいます。
また、結婚相談所の会員は「自分の人生に責任を持っている人」が多いのも特徴です。
たとえば、将来を真剣に考えている人、家庭を大切にしたい人、共働き・家事分担など現実的な価値観を持つ人が多く、“恋愛体質”というより“人生設計を考えられる人”が多い印象です。
相談所の会員には、見た目もおしゃれで清潔感がある方が多く、男女ともに「誠実で落ち着いた人」「仕事に真面目な人」が目立ちます。
特に女性会員は、職業的にも安定した看護師・公務員・教師・OLなどが多く、“恋愛より仕事を優先していた”という人が婚活のステージに移ってくるケースが多いです。
「モテないから相談所に来た」のではなく、「効率よく・確実に・誠実な人と出会いたいから」相談所を選ぶ時代になっています。
むしろ、アプリでの“遊び目的の人”に疲れた人ほど、「本気の人とだけ出会える相談所」に切り替える傾向が強いです。
時代は変わりました。
かつては“最後の手段”といわれていた結婚相談所も、今では「最初から結婚を考えて行動する、前向きでスマートな選択肢」として選ばれています。
アプリに潜む注意点
婚活アプリの最大のデメリットは「信頼性の低さ」です。
既婚者、業者、マルチ勧誘、投資詐欺など、さまざまなリスクが潜んでいます。
たとえば、突然「投資に興味ある?」と聞かれたり、外部サイトに誘導されたりするケース。
これらは実際に私や友人も経験しました。
男性の場合は、高額レストランに誘われて支払いだけして連絡が取れなくなったり、既婚者が「単身赴任中」と嘘をついて登録しているケースも。
婚活アプリは便利ですが、自己防衛意識が必要です。
一方で結婚相談所は、独身証明書や身元確認書類を提出するため、そうしたトラブルはまず起きません。
活動しているのは“独身で、結婚の意思を持つ人だけ”。
その分、登録時のハードルは高いですが、得られる安心感は圧倒的です。
料金とサービスの違い

費用の相場
婚活アプリは、女性無料・男性月3,000〜4,000円程度。
コスパの良さが魅力で、気軽に始められる点では相談所に勝ります。
しかし、低価格ゆえに“活動の真剣度”にも差が出やすいです。
結婚相談所は入会金10〜20万円、月会費1万円前後。
安くはありませんが、この費用には「安全性」「サポート」「紹介」「成婚までのフォロー」などが含まれています。
つまり、単なる“出会いの場”ではなく、“結婚までの仕組み”が整っているということ。
多くの人が「高い」と感じるかもしれませんが、アプリで何年も時間をかけるより、相談所で1年以内に結婚できれば、結果的には“安い投資”になります。
サポート内容の違い
アプリは基本的に完全自己管理。
メッセージのやり取りからデートの約束、交際の進め方まで、すべて自分で判断する必要があります。
最初は気楽に感じますが、実際は「返信が来ない」「相手の本気度が分からない」「断り方が分からない」と悩む人が多いです。
一方、結婚相談所には“仲人”や“カウンセラー”がいて、婚活を二人三脚でサポートしてくれます。
プロフィール作成のアドバイスから写真撮影の同行、ファッション・会話の指導、デート報告のフォローまで。
一人で悩むことがなく、常に相談できる相手がいる安心感があります。
また、交際中にうまくいかない時も「どこが問題だったのか」「どうすれば次は上手くいくのか」を一緒に分析してくれるため、毎回の出会いが成長の機会になります。
アプリでは得られない“人としての磨き方”ができるのが相談所の大きな強みです。
出会い方の違い
アプリはメッセージを重ねてから会うのが基本。
ですが、実際に会える確率は思っているより低く、途中でフェードアウトされることも多々あります。
「マッチングしたけど進展しない」「会っても次に繋がらない」と悩む人が非常に多いです。
一方、結婚相談所では最初の出会いが“お見合い”という形式で設定されます。
ホテルのラウンジなどで1時間ほど会話をし、相手の価値観や性格を確認します。
お見合いが成立した時点で「プロフィールを見て、結婚を前提に会いたい」と思われているため、最初から真剣度が高く、成婚に繋がりやすいのが特徴です。
お見合いは形式的なものではなく、自然な会話を楽しみながら相手を知る時間。
初回から「結婚後の生活観」「家事の分担」「仕事との両立」などを話す人も多く、“未来を意識した出会い”ができるのが相談所の魅力です。
アプリ婚活でうまくいく人・うまくいかない人の違い
婚活アプリは誰でも手軽に始められる一方で、結果に大きな差が出やすい世界です。
同じアプリを使っていても、「なぜあの人は出会えるのに、自分はうまくいかないの?」と感じることがありますよね。
実はこの違いは、見た目や運ではなく、行動の習慣や考え方によるものです。
ここでは、アプリ婚活でうまくいく人とうまくいかない人の特徴をそれぞれ紹介します。
うまくいく人の特徴
アプリ婚活で結果を出す人に共通しているのは、積極的に行動する力です。
「いいねが来るのを待つ」のではなく、自分から気になる相手にアプローチし、テンポよくやり取りを進めていきます。
行動のスピードと数が多いため、自然と出会いのチャンスも増えていくのです。
もう一つの特徴は、プロフィールへのこだわり。
うまくいく人ほど、プロフィール写真と文章を丁寧に作り込みます。
写真は明るく清潔感があり、笑顔を意識。文章も短すぎず、自分の価値観や趣味、休日の過ごし方などを誠実に書いています。
「この人は真面目そう」「話しやすそう」と感じてもらえる内容に仕上げているのがポイントです。
また、メッセージのやり取りではテンポと誠実さを意識しています。
マッチング後の最初の3往復が勝負。返信が早く、相手の話題に興味を持って質問できる人は、信頼感を得やすく、デートにつながりやすくなります。
やり取りが途切れそうなときに、「お休みの日は何してるの?」と自然に話題をつなげられる人は、相手からも「話していて楽しい」と思われやすいです。
さらに、柔軟な姿勢を持っているのも成功する人の共通点です。
最初から「理想通りの人」に固執せず、「まずは会ってみよう」と前向きに行動します。
実際に会ってみることで印象が変わることも多く、「会ってから判断する」というスタンスが結果的に良縁を引き寄せます。
アプリ婚活で成果を出す人は、完璧さを求めず、失敗も含めて前向きに行動し続ける人です。
“選ばれるのを待つ”のではなく、“自分から出会いを作る”姿勢が成功の鍵になります。
うまくいかない人の特徴
一方で、アプリ婚活がなかなかうまくいかない人には、受け身・慎重すぎる・理想が高すぎるという共通点があります。
まず多いのは、“受け身タイプ”です。
「いいねが来るのを待つ」「相手の返信を待つ」という姿勢では、チャンスが減ってしまいます。
アプリは利用者が多い分、待っているだけでは他の人に埋もれてしまうのです。
特に女性の場合、「待つ恋愛」に慣れている人ほど、この傾向が強く見られます。
次に多いのが、“慎重すぎるタイプ”。
「メッセージを1〜2週間続けてからでないと会いたくない」と思っていると、熱が冷めてフェードアウトされるケースが多くなります。
相手も複数人と同時にやり取りしているため、テンポが合わないと「脈なし」と判断されがちです。
うまくいく人ほど、2〜3日やり取りをした段階で「一度お会いしませんか?」と行動しています。
さらに、理想を高く設定しすぎる人も要注意です。
「年収〇〇万円以上」「年齢差は3歳以内」「身長は175cm以上」など、条件で相手を選びすぎると、出会いの幅が一気に狭まります。
アプリ婚活は“条件マッチング”が基本のため、理想を絞りすぎると相手が見つからず、活動が長期化してしまうのです。
実際、理想の条件を少し緩めた瞬間にマッチングが増える人はとても多いです。
また、「一度の失敗で落ち込みすぎる」のも、うまくいかない人の特徴です。
メッセージが返ってこなかった、デートが続かなかった。
そんな小さな出来事で活動を止めてしまう人は多いですが、アプリ婚活では「10人に1人とうまくいけば成功」と言われるほど、確率の世界です。
数を重ねながら気持ちを切り替えられる人が、最終的に結果を出します。
最後に、私自身の経験からも感じるのは、“慎重さと完璧主義の罠”です。
以前の私は、メッセージの文面を何度も見返したり、「もう少し仲良くなってから会おう」と先延ばしにしていました。
でも、それではチャンスがどんどん流れていってしまいます。
勇気を出して「まず会ってみる」と決めてから、驚くほど出会いの数が増えました。
アプリ婚活は、スピードと行動力がすべて。
頭で考えすぎるより、まず一歩を踏み出せる人が、確実に結果を掴んでいきます。
自分にはどちらが合っている?
もしあなたが20代で恋愛経験を積みたい段階なら、アプリでも十分です。
ただし、30代以降で「本気で結婚したい」と思っているなら、相談所が断然おすすめです。
アプリは出会いの数が多い反面、質の見極めが難しく、時間も労力もかかります。
一方、相談所では“結婚を目的とした人”しかいないため、効率が圧倒的に違います。
半年〜1年以内に成婚する人も珍しくありません。
結婚を“いつか”ではなく“近い将来”と考えているなら、相談所に一歩踏み出す価値があります。
実際、私の知り合いでも「アプリ5年→相談所1年で結婚した」という方が何人もいます。
筆者がアプリ婚活で8年間失敗した理由と、相談所で変わったこと
私はこれまで、8年間という長い期間を婚活アプリで過ごしてきました。
恋人ができた時期もありましたが、結果的に「結婚」に繋がったことは一度もありません。
今振り返ると、当時の私は“恋愛をしているつもり”で、“結婚に向けた行動”はまったくできていなかったのです。
アプリ婚活で一番の失敗は、「なんとなく良い人がいれば…」という曖昧な気持ちで活動していたこと。
プロフィールも毎回同じ内容を使い回し、写真も数年前のまま。
マッチングしてもメッセージのやり取りが続かず、相手がいなくなれば「また最初からか…」と気持ちが途切れてしまう。
この繰り返しを、気づけば何年も続けていました。
アプリ婚活は、出会いの数こそ多いですが、「結婚への意識」が人によって大きく異なります。
私自身も、“付き合う”ことが目的になってしまい、「将来どうしたいか」を相手と話す勇気がありませんでした。
だからこそ、関係が深まっても自然消滅することが多く、時間ばかりが過ぎていきました。
そんな私が結婚相談所に切り替えたのは、「このままでは一生独身かもしれない」と思った瞬間でした。
最初は正直、抵抗がありました。
「相談所ってモテない人が行くところ」「堅苦しそう」と思っていましたが、実際に入会してみると、その印象は180度変わりました。
相談所では、入会時に“結婚の意思”が明確な人しかいません。
プロフィールには年収・学歴・家族構成まできちんと記載され、嘘がない。
アプリでは見抜けなかった部分が、最初からクリアになっている安心感がありました。
また、仲人さんが間に入ってサポートしてくれることで、「自分だけで頑張る婚活」ではなく、「伴走してもらえる婚活」に変わりました。
アプリでは相手からの返信が途絶えると気持ちが折れていましたが、相談所では「次はこうしてみましょう」とすぐに改善策を一緒に考えてくれます。
まるで婚活のコーチがついているような安心感がありました。
さらに大きかったのは、「自分の結婚観を整理できたこと」です。
カウンセラーとの面談を通して、初めて「どんな人とどんな家庭を築きたいのか」を言語化できたのです。
それまでは、ただ“いい人”を探していた私が、ようやく“自分に合う人”を探せるようになりました。
結果として、活動期間は短くても、出会いの質が圧倒的に変わりました。
アプリでは「恋人止まり」だった関係も、相談所では「最初から結婚を前提とした出会い」に。
目的が一致しているからこそ、話も早く、迷いも少なく、関係が自然と進んでいきました。
アプリ婚活の8年間は無駄ではありませんでしたが、もし当時の自分に一言伝えられるなら、「出会いの数より、出会いの質を大切にして」と伝えたいです。
そして、本気で結婚を考えるようになった今、結婚相談所こそが“最短で幸せに近づく場所”だと実感しています。
筆者の結論:結婚を最短で叶えたいなら結婚相談所一択
私はアプリで8年間活動しましたが、結婚には至りませんでした。
恋人はできても、「この人と一生を共にしたい」と思える相手には出会えなかったのです。
しかし、結婚相談所での3年間はまったく違いました。
出会う人の“本気度”が違い、交際も誠実でスピーディー。
お互いに「結婚を前提にしている」という前提があるため、関係の進展も早く、無駄な駆け引きも不要でした。
恋愛を楽しみたいならアプリ。
結婚を叶えたいなら、相談所。
この二つの違いを明確に理解することが、婚活成功の第一歩です。
迷うなら、まずは無料カウンセリングへ
今はオンライン相談も増え、結婚相談所のハードルはぐっと下がっています。
「まだ早い」「費用が気になる」という方も、話を聞くだけでも大きな気づきがあります。
相談所によって料金・サポート・会員層が異なるため、まずは比較してみることをおすすめします。
また、アプリと相談所を併用するのも効果的です。
出会いの母数を増やしながら、質の高い出会いを確保できるからです。
結婚は、待っていても始まりません。
動き出した人から、未来が変わります。
あなたが今日踏み出すその一歩が、理想のパートナーとの出会いにつながるかもしれません。

